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北原夏美 四十路 初裏無修正

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愚か者 9/1(金) 18:32:09 No.20060901183209

二人は、俯いたまま顔を上げようとしません。
私の頭の中では、今までぼかされて見えなかった夢の中の妻と相手の男の
顔がはっきりと映し出され、創造の域を超えなかった夢が現実になった瞬間でした。
レコーダの電源を切り、興奮を抑えるためにタバコに火を付けて、白い息を一息吐くと
私は話し出しました。
「お前たちは、これからどうする気なんだ?」
「・・・・」
「質問に答えてくれないか。」
「・・・ご主人、申し訳ありません、許し下さい。」
「貴方、ご免なさい、許してください。」
「二人とも、許してくれって、何を許せって言ってるのかな?。」
「・・ですから、今回の私たちのこの関係を・・・」
「私がどう許せば良いのか解らないな?」
「・・・もう二度と、この様な事は致しません、本当に申し訳ありませんでした。」
「ほー、もう二度としないから、何も無かった事にでもしろと言うのか?」
「貴方、ご免なさい、許して下さい、お願いします。」
「お前たちの許すという事は、俺が一人我慢しろって言う事だな、妻に浮気されても
 俺一人か我慢して、何も無かった事にすれば丸く収まるという事か。」
「・・・ご主人、そういう意味では・・・」
「奈美、お前もこいつと同じ考えなのか、ばれたら謝れば済むとでも考えていたのか?」
「・・・貴方、ご免なさい、二度とこの様な事はしません、私が馬鹿でした。」
「お前らこれからどうすると俺は聞いたんだぞ、意味が解らないのか?」
「・・・ですから、もう二度と・・・」
私は桜井の答えを遮るように、怒鳴りました。
「どう責任を取るかって言ってるんだよ!」
私の声と勢いに圧倒された二人は、一瞬背筋を伸ばし私の顔を見つめていました。
今更ながらに、事の重大さに気付いたのか、二人はそわそわし始めました。
「桜井、お前の奥さんはこの事を知っているのか?」
「いいえ、女房はなにも・・・。」
「そうだろうな、知っていたら大変だよな、だが内緒にしておく訳にも行かないな。」
「・・・すみません、それは許してください。」
「貴方、それは勘弁して下さい、奥さんには関係無いことですから。」
「奈美、奥さんには関係無いことだって、関係はあるだろうが、お前の言ってるのは
 奥さんにはばらさないでって言ってるだけだろ、虫のいいことを言うな。
こうなった時のことをお前らは何も考えて無かったのか?」
「・・・いえ、そういう積りでは・・・」
「桜井、奥さんと別れる気は有るのか?」
「・・・いゃー・それは・・・」
「奈美と一緒になる気は無いのか?」
「・・・それは・・・」
「まぁ、お前の奥さんが承知すればの話だがな、奥さんがこの録音聞いてどう判断するかだ。」
「貴方、私は何も桜井さんと一緒に成りたいなんて・・・・。」
「奈美は、俺よりこいつのことを好きなんだろー、俺と別れた後どうする気だ?」
「貴方、別れるって?」
「奈美、このままやっていけるとでも思っているのか?」
「ご主人、出来る限りの事はしますので、どうか許してください、お願いします。」
ついに桜井の目からも涙がこぼれ始めました。
妻は私の離婚を意味する言葉に呆然としているばかりでした。
言葉は出ず、うつろな目からはただただ涙か流れるばかりでした。

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