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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[2472] 再婚男の独白<6> 投稿者:風倫 投稿日:2003/11/15(Sat) 19:31

「先日の贈り物、ずいぶん気に入っていただけたようですね。あれから彼女に、まったく触れていないそうだから」
不躾に切り出された私は、頭の中がカッと熱くなりました。怒りではありません。妻の口から夫婦生活を聞き出していることは、ある程度予期していましたから。それよりも私自身が嫌悪する邪な欲望を、北村に見透かされたことへの羞恥心でした。生身の妻に欲情できなくなってしまった私は、あれから毎晩、フェラチオ止まりのDVDを観ては少年のようにオナニーを繰り返していたのです。
「どうです。続きが観たくはありませんか?」
待ち焦がれていた誘いでした。妻がどのように身体を開くのか、どんな嬌声をあげるのかを見届けたい。しかし、それを受け入れることは夫として、男として決定的な敗北を意味します。猛烈な葛藤の中で、北村の術中に絡め取られていく自分を感じていました。
やがて、私は電話の向こうに告げました。
「……どうすればいいんだ?」
ついに屈服した瞬間でした。

翌日の午後、私は永福町にいました。電話で北村が冷ややかな笑いと共に出した条件は「自分のマンションにこい」というものだったのです。
「いらっしゃい。ずいぶん長いお付き合いのように思えますが、初対面でしたね」
はじめて相対する北村は、憎らしいほど余裕に満ちています。私に殴られるなどとは露ほども恐れていない様子でした。そして…最初に目をそらしたのは私でした。
「さあ、こちらへどうぞ」
通されたのは、紛れもなくDVDに映っていたベッドルームでした。中央に濃紺のカバーをかけたダブルベッド。左手の壁には大きな鏡が設置されています。妻の密通現場へ、相手の男に案内される。倒錯した状況に、めまいを覚えました。
「もうすぐ○○(妻の名)が、ここへきます。私に抱かれるためにね」

想像だにしていなかった北村の言葉に、私は呆けた顔をしていたことでしょう。
「あらかじめ撮られた映像よりも、ライブのほうが刺激的ではありませんか?」
「それを…目の前で見ていろというのか?」
「いや。それではあまりに酷でしょう。○○にも、あなたが気づいていることを知られてしまうし。ですから、ほら」
北村が指し示したのは、左手の壁にあるもうひとつのドアでした。うながされて扉を開くと、中はクローゼットルームになっているようです。
「お入りください」
薄暗い3畳程度の室内には、派手なスーツやジャケットが所狭しと吊るされています。北村はそれをかき分けると、壁にかけられたカーテンを開きました。
「………………!」
そこからは寝室が丸見えでした。つまり、寝室側の鏡と表裏でマジックミラーになっているのです。
ようやく私は、北村の意図を理解しました。

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