[2492] 再婚男の独白<9> 投稿者:風倫 投稿日:2003/11/24(Mon) 21:50
別の男と痴態を繰り広げる妻を見ながら、他の女と交わる。つい3ヵ月前には想像だにできなかった行為に、私は常軌を逸した興奮を覚えてしまいました。何度射精しても歪んだ情欲は満足することを知らず、私は由紀の膣内があふれるほどの白濁を繰り返し注ぎ込み続けました。
「んっ!……くっ、あっ!」
声を出すことを北村に戒められているのか、由紀はしなやかな肢体をのたうたせながらも、ほっそりした白い指先を咥え、懸命に官能を押し殺しているようです。健気な姿にますます劣情をそそられ、無間地獄の業火にあぶられた私は外界の一切から隔絶されて、瑞々しい肉体を蹂躙していました。
「ふん。見ろ、言ったとおりだろ?」
脳天から振って沸いた言葉に、私は我に返りました。いつしか隣室の気配は消え、ひんやりとした空気が汗みずくの全身を冷ややかに炙っていました。
(ドアが開いている)
それが意味する事実を瞬時に理解しつつも、私は由紀の裸身を組み敷いた姿勢のまま、しばらく硬直して振り向くことができませんでした。
「……あなた」
歯を食いしばって返した視線の先に、妻がいました。残虐な微笑を唇の端に浮かべる北村に抱きかかえられるように、裸のまま棒立ちとなって、私と由紀を凝視しています。
そのまなざしに救いようのない絶望を認めたとき、私は悟りました。北村の巧まざる姦計に、夫婦揃って堕ちてしまったことを。
どこが「巧まざる姦計」なのかわからん。
こいつがNTRマゾ、バリバリってだけでしょ。
妻物語って主人公が普通の感情・行動だからこそ背徳とかその後のカタルシスがあるわけで、これじゃM男のエロ小説。
書く人がS性を持ってないと現実味が無いし感動しない。