黒熊 11/23(木) 18:15:29 No.20061123181529 削除
妻はビデオを見ながら、私との性交を思い出していたと言います。もう随
分とご無沙汰な私との性交の記憶を蘇らせて、そして1年以上もほったら
かしにされていた事に遣る瀬無い気持ちを昂ぶらせていたのでした。
(あなたが構ってくれないから…)
だからこんなにも肉体が疼いてしまうのだと、妻は私を恨んだと言います。
(早く帰ってきて…私を抱いてッ…)
そのような想いを抱きながら、妻は画面の中の男と女に自分と私とを置き
換えていきます。
しかし、それは所詮想像の産物でしかありません。いくら私との性交を思
い描いたところで、欲情した肉体の疼きを鎮めることなどできないのです。
いや、それどころか、妻の肉体は益々刺激を求めて昂ぶっていったのでし
た。
そんな時、ふと隣に視線を移すと、彼のジーンズの股間がモッコリと盛り
上がっているのが判りました。
途端に、先程目撃した彼の男性器の姿が妻の脳裏に思い描かれます。そし
て疼き続けていた下腹部の奥がキュ~ンッ!と引き攣るような感覚を味
わったのです。
彼も興奮しているんだ…と妻は思ったそうです。
そして、本当にもう帰らなければ取り返しがつかない事になってしまうと
の思いが再び湧きあがってきたそうです。
「あなたが居れば、家に帰ってすぐにでも抱いてもらいたかった…」
告白の途中、妻はそう言いました。
しかし、その時点での私の帰国の予定はまだ4ヶ月以上も先の事だったの
です。
その時彼が「また興奮してきちゃった…」と言いながら妻の手を握り締め
たのでした。その瞬間、妻は何とも言えぬ心地よい刺激に見舞われたので
す。
いつの間にか妻の性感は敏感になってしまっていました。そこに、久し振
りに男の手が触れてきたのです。
妻は手を握られただけだと言うのに下腹部をジワッ…と蕩けさせてしま
ったと言います。
そしてその心地よい快楽に、妻は彼の手を振り解く事が出来なくなってし
まったのです。
(アアッ…駄目なのにッ…)
妻はそう思いながらも、手を握られるだけなら別に夫を裏切る訳じゃない
と、自分の都合のいいように解釈してしまいます。
しかし、彼は妻の手を自分の股間へと導いたのでした。
(アッ!…だ、駄目ッ!)
妻は宛がわれた股間から手を離そうとしますが、久し振りに感じる男性器
の感触に肉体は過敏に感応してしまいます。
ショーツの内側に愛液がトロリと溢れ出し、既に濡れている肉襞がクチュ
リと音を立てるのです。
妻は彼のジーンズ越しの男性器に触れただけで、この1年以上の間感じた
事のない悦楽を感じてしまったのです。
そして妻は、彼の股間から手を離す事が出来なくなってしまいます。
その時彼が不意に妻を振り向き、「我慢できないよ…」と告げながら妻を
押し倒してきます。
「だめッ!…だめよッ!…裕之君ッ!…や、やめなさいッ!」
妻は彼の身体を押し返しながら抵抗します。しかしその抵抗は形だけの物
だったと妻は言うのです。
「本当に拒むつもりだったら…まだ抵抗のしようもあったと思います…
それに、彼を納得させることも出来たと思います…」
妻は私にそう言いました。
「勿論、あなたを裏切る事なんて絶対出来ないと言う気持ちはありました
…その気持ちが一番大きかった…でも、心の奥底に…このまま彼に抱かれ
てもいいと言う欲望も…確かにあったのです…」
そんな妻の告白に、私は頭の中が真っ白になっていました。
勿論妻を責めたい気持ちもあります。
男に食って掛かりたい気持ちもあります。
しかし私は、何も言い返す言葉が見つからないのです。
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