[3751] 情けない 13 投稿者:飯田 投稿日:2005/11/12(Sat) 18:09
私は大事に育てた花を、一瞬で踏み躙られた気分だったが、この様な事を要求されて、
逃げずに従った妻も理解出来なかった。
私の知っている妻は、死んでもこの様な恥ずかしい行為の出来る女ではない。
妻の口から、セックスという言葉が出ることすら、以前では考えられない事だ。
「おかしいと思った時に、どうして逃げ出さなかった?」
妻は何をされようとも、逃げ出す事は出来なかったと言う。
それは、私や娘達を傷付けてまで、そんな男を選んでしまった罰だと思って。
償う事の出来ない罪を犯してしまった、自分への罰を受けるつもりだったと言う。
しかし私に、電話を掛けてしまった。
私の顔を見た瞬間、緊張の糸は一気に切れた。
これで助かったと思ったそうだ。
不思議なもので、妻が遠ざかって行くと思った時は、全てを許し、あんなに妻を引き
戻したかった私が、もう妻には私の所以外に行き場が無いと知ると、許せなくなって
いる。
奴のオチンチンを身体に受け入れ、その後も性欲処理の道具にされて、そんな痴態を
晒し続けていた妻を、許す事など出来なくなっている。
本当に情けない男だと、自分でも嫌になる。
「この一ケ月。俺は恵を忘れようと、必死に耐えてきた。子供達も同じだ。それが今
になって戻ってきても、それは都合が良過ぎないか?あの時は取り乱してしまって連
れ帰ったが、やはり俺にはもう無理だ。悪いが2、3日中に出て行ってくれ」
泣き崩れる妻を見ながら思う。
妻は一時の、熱病に罹っていたのかも知れない。
このような過ちを、私は絶対に起こさないとは言い切れない。
しかし妻を許せない。
私を裏切り、捨てて出て行った妻を許せない。
奴があのまま、大人しく優しい男だったなら、果たして私の元に帰って来ていただろ
うか?
私を選んだのではなくて、その時々の都合で、楽な方へ流されただけでは無いのか?
これは正に消去法で、奴が駄目だったから残ったのは私。
完璧な人間などいない。
都合の良い方へ流されても、本来責められないのかも知れない。
私を含め、ほとんどの人間は、楽で都合の良い方へ流される。
妻も、弱い普通の人間なのだろう。
しかし妻は、私にとって女神だった。
女神は、そのような普通の人間であってはならない。
女神が過ちを起こし、汚れる事は許されないのだ。
汚れた女神は、もはや女神などではない。
そう思うと、妻は汚れた、ただの汚い牝に見えてくる。
この心境の変化は何だろう?
やはり自分が優位な立場になった事で、そう思えてしまうのか。
情けない
こちら管理人様は頑張って下さっていると思います。
定期できっちり上がるし、
きっとこの話しもこちらのサイトファンからのこの頃の要望を考慮してくれたと思います。
問題は書き手ですね。。
寝取られM願望の人が、寝取られの物語を書くって実は大きな矛盾があって、もう「寝取らせ」なんですよね(笑
だからストーリーは破綻してるし、ハァハァしたとこだけ書きたいからワンパターン。
背徳の逆。フリーセックス状態。
妻物語ってリアルに書きたいなら当然の帰結にならなきゃいけないのに(復讐とか社会的制裁)、マゾ小説オンリーになってる。
AVもワンパターンだけど、これじゃ本当に存在意義が無くなりますね。
今回のような話はもうあまり無いかもしれないけど、期待しています。
よろしくお願いします。