川越男 9/11(木) 14:16:03 No.20080911141603 削除
怒りにまかせて出ては来たものの、行き先は決まっています。
事務所に併設してある仮眠所に入った私は、来る途中で買った缶ビールを開けると一気に飲み干しました。
いつもなら幸福感を噛み締める事の出来る瞬間なだけに今のこの状況は真逆のものです。
しかし解せません。妻はなぜ説明しないのでしょうか?私の問いに言いにくい事など何もないはずです。‘息子が何で英夫と言う妻の高校時代の先輩とやらと遊んでいるのか?’こんな簡単かつ明確な問いに答えられない理由とは…………
『やっぱ、あれか……浮気……だろうか? にしてはな…』
一瞬そこに気が行きましたが取り消します。現実的じゃない。そんな時間はあるはずかないし。
妻は朝は9時から、事務所に籠もりっきりで事務をしています。他に事務員はいません、取引先や契約に関する電話が頻繁にかかって来るのに会社を長時間抜ける事は無理です。
‘浮気が出来ない環境にいるから浮気をしていない’今思えば楽観的に考えていたかもしれません。そう、私の妻に限って的な考えが確かに私にもありました。浮気をする人間はどんな手を使ってでも浮気をする。この時の私では到底思いつかない方法も世の中にはたくさんあるのです。
変に安心したのか、それともアルコールのせいなのか、いつの間にか私は眠りに落ちてしまいました。
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