家に帰って来ました。
果歩はいません。
寝室に行ってみると、大暴れしたにも係わらずきれいに整頓されていました。
それだけを見れば昨日の事がまるで夢や幻のように思えますが、ベッドサイドに置いてあった”あれ”がない事で、紛れもない現実であった事を嫌でも思い知らされます。
「なあ鈴木さん、果歩は?」
この部屋に入ってから初めて口を開き、後ろについて来ている鈴木さんに質問しました。
鈴木さんは、坊主頭に白髪が混じった頭をポリポリ掻きながら私を見て一言だけ言いました。
「家内がうちに連れて行ってる」
「そう・・・・悪いね」
「あのまま果歩ちゃん一人には出来ないってうちの家内がな。」
どうやら鈴木さんの奥さん、富江さんが気を回してくれたようです。
物静かで優しく料理の上手な富江さんを、新婚当初から妻は何かと頼っていました。
富江さんに頼りきりはいくら彼女が何も言わずいつもニコニコしているからと言っても迷惑だと思った妻は、ここ何年かは、いえ、私が会社を立ち上げてからは極力自分で解決できるように努力していました。
社長婦人がいつまでも他人におんぶに抱っこではいけないと思ったんでしょう。
それからは殆ど年末年始くらいしか交流がなかったと思います。
こんな事で迷惑をかけるなんて、妻はいい恥さらしと感じているでしょう。
「なあ松」
会社を立ち上げてから、私がどんなに止めてくれと言っても、
『従業員が社長を呼び捨てにする会社はすぐ潰れる。最低限の礼節もない会社が大成するはずがない』
と、いい続け、今まで一度も昔の呼び名を使わなかった鈴木さんが久々に”松”
と私を呼びました。
「大よその察しは付くが聞かせてくれ。一体何があったんだ?」
私は写真たてのあった場所を見つめながら何から話せばいいか考えていました。
コメント
今回はここまでです
しかし、この話にはまだ続きがあるという話を聞いています。
とりあえず今回はここまでの掲載といたしますがどうぞご容赦ください。
残念
管理人さん有難う
有難うございます。
おもしろいものほど未完になる。ある程度わかります。
濡場にたよらず、展開で読ませなきゃいけない。
「夫目撃、、いっちゃう~!、、夫がっくり、、でも興奮してる自分に気付く、、」
みたいな程度の低いワンパターンはいっぱいあります。
ですが、これだけ魅了されるファンがいる作品が未完になってしまうのも、、ある意味作家様の罪もあると思います。
みんなが続きを待っているのだから。。
作家様がこのサイトを観ていて下さる事を切に願います。
管理人様。良質の作品は既に少なくなってきてると思いますが、これからもよろしくお願い致します!
残念ですねぇ
本当はココからなのにねえ
この作品を掲載しています
私の知る限り
現時点で続きはあと2話あり、その後は未完だと思います
投稿者が作者と友達?らしく
その投稿者がなんだか訳のわからん人です
最初に妻物語に投稿して
未成年の少年が出てきた時点で
サイトのポリシーに反してしまい中止
次に寝取られの森というサイトに掲載されましたが
読者の反響とサイト運営者と揉めて削除
次にAmebaの会員限定で投稿していましたが
これより二話を更新して中座
作品自体はノート一冊に完結してあるらしいのですが
それを受け取り投稿している友人?が行方知れずです
寝取られモノは私は全く興味がない(-.-)ので・・スミマセン
本作品ももうちょっとだった?のに残念です。
次作品はどんな展開の作品になるでしょうか?
亭主頑張りモノを読みたいです。
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