[734] Booby Trap 26 投稿者:道化師 投稿日:2002/09/05(Thu) 00:21
そのとき小屋の中には、全部で十数人の男達がいた。
ちょうど昼の休憩時らしく、騒がしい喧騒の中で、皆、薄汚い作業ズボンと、上半身はランニングシャツ一丁か、もしくは裸という姿で、ガツガツと昼飯を食べていた。
その男達が、上川達に続いて入ってきた恵美子を見ると、いっせいに箸を止め、不思議そうな顔をして、卑猥な笑いとともに、ひそひそと何やら話しているのだった。
こんな人里離れた薄汚い飯場に、まるで場違いな、とても清楚な格好をした、上品な顔立ちの、見るからに良家の奥様風の女が現れたのだから、それは無理もないことだった。
恵美子は、服を着ているにもかかわらず、まるで裸を見るような、男達のギラギラした舐めまわすような視線に晒されていた。
と、同時に、これからここで起こるだろう事を考えると、恐れと期待で身体がゾクゾク震えだし、今にもその場にへたり込みそうになるのを、必死に耐えていた。
すぐに、上川は入り口近くにいた、現場監督らしき男の方に近づいて行き、恵美この方を指差して、しばらく何か話していた。
すると、その男は驚いたように恵美子を見て、
「えっ、ほっ、本当ですか?こんな綺麗な女を・・・・」
だが、さらに、上川が一言二言、何か言うと、
「分かりました、ありがとうございます。そういうことなら、皆、大喜びですぜっ、きっと、作業の方もはかどりますよっ!」
そう言うと、いかにも好色そうな表情を浮かべ、もう一度、値踏みするように恵美子の全身を見直した後、奥で、じっと成り行きを見守っていた男達に向かって、
「おい、野郎ども、疲れもたまっているだろうから、今日は、特別休暇だっ!午後からは休みにしてやる。それと、上川さんから、お前らに嬉しい差し入れだっ!この女をお前達の好きなようにしていいぞっ!!」
大声で、そう怒鳴るのだった。
「うおぉぉぉーーーーっ!」
その瞬間、男達の地鳴りのような雄叫びが、小屋の中にこだましていた。
すると、上川も続けて、
「いいかっ!しばらくの間、この女をここに置いて行く。煮て食おうが、焼いて食おうが、殺さない限りは、何をしてもお前らの自由だ、好きなように遊んでいいぞっ!な~に、心配いらねぇ、この女も承知のうえだ、その代わり、これからは、今まで以上に仕事に精を出してくれよっ!」
そう言ったものだから、男達は口々に、
「女だっ!」
「女とやれるぞっ!」
「こりゃ、ありがてぇ」
と、声を上げながら、一斉に恵美子のほうへ向かってきた。
よほど女に飢えていたのだろう、男達の殺気じみた性欲で、小屋の中は異様な熱気に包まれていた。
恵美子は、小屋の入り口から少し入ったところで、恐怖で身動きできずに、身体を硬直させたまま、その光景を見つめていた。
何故か、それまで、目の前の出来事が、まるで真実味のない作り事のような気がしていたのだった。
しかし、実際に男達が目を血走らせ、鬼気迫る形相で、自分に向かってくるのを目の当たりにすると、急に現実に引き戻されるのだった。
覚悟はしていたものの、こうして、男達のギラギラした、狂気じみた顔が目の前に迫ってくると、恵美子は、やはり今からここで、我が身に起こるだろう事の恐ろしさに耐え切れず、身体の心から戦慄がこみ上げてきていた。
そして、
「いやぁーーっ!」
思わずそう叫ぶと、しゃがみ込んでしまった。
だが、久しぶりに、生身の女を目の前にした男達は、もう、そんなことにかまうはずはなかった。
「まず、俺のからぶち込んでやるぜっ!」
「いやっ、俺からだっ!」
「俺が、一番だぜっ!」
男達は、口々に興奮した叫び声を上げ、恐怖のためにゆがんでいる顔を、両手で隠して震えている恵美子を目指して、我先にと殺到してくるのだった。
(殺される・・・・・)
恵美子がそう思った瞬間、男達の鍛えられて力強い何本もの手が、一斉に恵美子につかみかかってきた。
「ウオーーっ!!」
「早く、脱がせろっ!」
「素っ裸に剥いてやれぇっ!」
「俺にも、お○ンコおがませろっ!」
「嫌ぁぁぁ~~、乱暴にしないでぇぇ~~~っ!!」
あっという間に、身につけていたスーツ、下着が引きちぎられたかと思うと、恵美子は、瞬く間に、一糸まとわぬ素っ裸にされてしまった。
せっかく着替えた恵美子の服装だったが、男達の容赦のない仕業によって、無残にもビリビリに引き裂かれ、乱暴に放り出されたかと思うと、薄汚れた畳の上に乱雑に散らばっているのだった。
「早速始まったな・・・さて、しばらくここで、見物としゃれ込むか・・・」
上川達は、食堂の隅に腰を下ろすと、いよいよ始まった、恵美子の底なし淫魔地獄への転落のカウントダウンを、じっと眺めていた。
「ものすごい勢いだけど、大丈夫なんですか?あの女、壊されちゃあしまいませんかねぇ・・・・」
すると、先ほどの現場監督らしき男が、上川達のそばに近寄ってきて、心配そうな顔をして尋ねるのだった。
「な~に、心配いらねぇよ、女の身体ってのは、思ったより頑丈にできてるもんさ、あの程度じゃ、びくともしねぇって、まあそこで見てなよ、そのうち面白い事になるぜっ!」
だが、上川は、ゆっくりとタバコに火をつけながら、そう応えるのだった。
さらに、工藤も、
「あの女、なかなかいい持ち物もってるから、おめぇも、後で遊んでもらうといいぞっ!」
そう言って、ニヤニヤ笑っていた。
「それはどうも・・・私にまで、気を使っていただきまして・・」
男達は、まるでショーでも見るように、目の前で繰り広げられる光景を楽しんでいた。
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