[2878] 一人病室で・・・七 投稿者:英明 投稿日:2004/07/20(Tue) 08:33
高山が本社の呼ばれて一週間が経ちました。本社の総務部長が再度、私の元へやってまいりました。今度の人事移動まで私に支社を任せる、また高山は関連会社の閉職に席を置くことになったことを伝えてきました。
会社としては高山の素行よりも会社に対する背任(大切なデーター及び今後の商品の開発状況)をライバル社の伝えたことが一番の問題であるということでした。いったん関連会社に行かせるが、おそらく自分で止めざる負えない状況になるであろうということでした。その見返りは100万程度ということも聞きました。
2週間後、高山から電話があり内々に会いたいと言ってきました。初めて高山の部屋に向かいました。部屋の中はダンボール箱が10個程度重ねて置かれ、明日荷物を自宅に送るということでした。痩せて痛々しい高山の顔はあまり見ることはできません。
「総務から聞いたでしょう?恥ずかしい限りです。皆様迷惑をかけました」と頭を下げました。真摯な姿を始めて見ました。ビールを2人で飲みながら、いろいろ話しました。
「でも、いったい誰が私を・・・私が悪いんだけど・・本社の人間?わざわざそんなことを・、総務から何か・・」
私は黙っていました。私が嵌めたのですから・・。
私は高山の部屋を見渡します。妻がここで高山に抱かれた、目の前の男のモノを入れられた、咥えた、そう思うと熱いものがこみ上げてきました。酔いが廻る高山、私は飲めば飲むほど感覚が冴える気さえします。
「高山さん、妻と・・」思いがけない言葉が出ました。一瞬顔を上げる高山、そして観念したように言いました。
「すまん、素行について言われたのは・・・聞いたんだ」
会話にならないような話方です。
「つい奥様とばったりお会いして、段々と仲が・・すまん」
もっとも短く書けばこのような感じですが、沈黙あり、いい訳ありの時間のなかでの会話です。
「妻には何か?こちらから転勤になるとかいってあるのですか?・・」
「いや、何も伝えてない・・すまん、すまん・・」
涙目ですまんをくりかえします。
私の拳が高山の顔に入ります。学生時代3年余り日拳で鍛えた拳が入ります。逃げようとする高山、私はなぜ急に殴りだしたのかわかりません。浮気が発覚した時点ですべき行為なはずです。
腹に蹴りを数回入れます。土下座する高山・・。
息が上がる私は高山に言います。
「おい、妻をここに呼べよ、俺の前で抱いてみろ・・」
「・・・・」
出来るはずもないことを言い出す私がいます。
「電話しろよ、早く・・喜んで来るぞ・・嫌らしい言葉で誘えよ・・」
私は高山の家の電話を取り、妻の携帯へかけます。私にも聞こえるようにハンズフリーボタンを押します。
数度なり妻の声が聞こえました。目で合図し渡します。
「どうしたの?こんな時間に?困ります・・・」
「あ、いや急に転勤になるので・・・」
「えっ?主人何も言ってないですが?なぜ?」
私はもっと嫌らしい会話を促すように目で合図します。そして足で高山の腿を押します。
「そうなんだ・・電話待ってたけどかからないから・・」
「お世話になりました・・」
ぎこちない会話が続きます。
「奥さん、またしたいけど・・最後に・・」
「もう、嫌らしいんだから、私もほしいよ、貴方のモノ、舐めたい・・いっぱい欲しい、精子君?も受け止めてあげる・・・今こっちでしょ、電話番号がマンションだから、明日は?」
「また、かける・・」
イキナリ電話を切る高山。私の股間が大きく膨らんでいます。やはり妻の中でこの男に精液が流れていたかと思うと腹が立ち始めます。汚い精液が・・。
妻の鼻にかかったメスの声、そして私の前にいる今にも殺されそうな顔をした小動物のような高山、以前の威厳はありません。
私は妻に電話をかけます。
「俺、俺、今日T市に来ていてお酒は入ってるから、泊まるわ、明日の朝戻るから・・」
高山の顔を見ながら妻に電話をかけます。すぐに高山の電話がなります。妻からです。節操のないメスに火がついたようです。
「主人今日帰らないってさ?ところで行こうか?」
「うん・・」短い会話。
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