BJ 8/13(月) 22:30:23 No.20070813223023 削除
艶々とピンク色に光る妻の身体の中心に押し込まれた赤嶺の左右の人差し指は、これ以上ないほど肉の輪をくつろげ、その微細な中の構造まで剥き出しにさせています。
幻燈に照らされて濃密に息づいたその紅い花が、瞳に灼きつくようで―――
くらくらと私は眩暈を感じました。
「あう・・・・うっ・・・・」
妻はしばらくの間、顔を左右に振りたくって羞恥刑から逃れようとしていましたが、そのうち、がっくりと頸を折って、赤嶺の肩に頭を預けました。
花弁の奥まで剥き出しにされた花の紅さが広がっていくように、妻の色白の総身は仄かに色づき、特に隠された目元から頬にかけて、きわどく紅潮していました。
「瑞希のここは綺麗な色をしている。形も崩れていない。いいオ**コだよ」
差し込んだ指でその部分をぴんぴんと広げながら、赤嶺は妻に卑語を囁きかけます。
「言わないで・・・・」
消え入りそうな声で妻は言い、朱に染まった顔を赤嶺の肩にぐいぐいと押し付けて、隠そうとしました。捻じ曲がった頸や横顔に、乱れた黒髪が幾筋も落ちていました。
「あいにく美しいと思ったものには賞賛を惜しまないたちでね。それにしても瑞希のここは熱いな。指が火傷しそうだ」
赤嶺のからかいに、妻の喉から短い悲鳴に似た声がしました。もう一度、じたばたとあらがおうとした妻の脚を自らの脚と腕でがっちり押さえつつ、赤嶺は柔肉に差し込んだ指の一方を外して秘口の縁取りをつっとなぞります。妻の太腿が攣ったようにぴくっとふるえました。敏感な反応に、赤嶺はくっと笑いながら、肉の閉じ目の上部に位置する薄桃の突起に指を這わせ、かるく摘み上げました。
「あうっ」
美しくくびれた細腰から体格のわりに豊かな臀にかけて、妻の肢体に痺れが走ったのが見えました。
「いい反応だ」
低いのによく響く声で赤嶺は言い、摘まんだ肉芽を抓るように今度はきつく指に力をこめました。
「んんんっ!」
先程よりも強く妻の総身に雷撃が走り、耐え切れずに大きな声があふれ出ました。
「痛いのか? それとも気持ちがいいのかな? 瑞希の反応を見ていると、どちらにも取れるね」
「・・・・痛い・・・・」
妻の息はすでに荒く、ようやく絞り出したような声は切れ切れでした。かすかに汗ばんだ胸元が大きく隆起しているのが見えます。
「それは悪いことをした」
冗談めかして赤嶺は言い、緋色に染まった突起を親指と人差し指の腹で優しくさすりだしました。同時に柔肉に押し込んだ指を微妙に動かします。
「くう・・・・・っ」
妻の鼻腔から息が吹き零れました。
女性の快楽の壷を知り尽くした赤嶺の手先―――
一定のリズムを保って馬を御していくような、憎らしいほど悠然としたその手指の動きに、妻の顔は先程までとは違う苦悶に顰められていきます。寄せられた眉根のあわいが時折、ひくひくと切なげに動きます。
肉芽をやわやわと揉みあげながら、ぱっくりと開いた性器の外周と花びらの間の溝に、赤嶺は執拗に指を這わせ、撫で回します。同時に、ふるえを止められない妻の細い肩先から、微妙な陰影を刻む美しい鎖骨の線の辺りまで赤嶺の唇は這い寄り、妻の躯に秘められたいくつもの感応を呼び起こしていくのです。
「ああ――――」
思わず洩れた妻の吐息に、すすり泣くような響きが混じりました。
その声はぞっとするほど哀切で、聞いている私までがおかしくなりそうで―――
だというのに、私は異常に昂っていました。興奮と哀れみが混じりあい、狂おしいほど熱を持った目で、私は赤嶺に嬲られる妻を見つめていました。
一年前、これとよく似た光景を、私はたしかに見たのです。
脳髄に染みこむようなそのときの幻影は、あれからずっと私の脳裏に揺曳していました。
ずっと、長い間―――
そして、今まさにその光景は、現実に、再現されようとしていました。
私の眼前で―――
「くっ・・・・・んん・・・・っ」
赤嶺の指が蠢く度にめくり返される妻の汀。躯中の血が集まったようなその紅の濃淡が艶やかに光り、いつの間にあふれだした透明液が花びらにしたたって、妖しくきらめいていました。
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