道明 11/19(水) 19:58:18 No.20081119195818 削除
私と知子との出会いは・・・
就職して1年が過ぎた頃、母がお見合いをしきりに勧めてきた
(どうやら母は、私が職場の女の子に夢中になっていたことに気づいていたらしい)
そして有名女子大学に在学中のお嬢さんの写真を見せ
「・・・どう、いい娘さんでしょう?会うだけでもいいから、ねぇ一郎、一度・・」
その写真は二十歳の成人式の時に撮影したものだろう
着物姿で優しいまなざしで私を見ていた
今から思うと、私は何といい加減で不誠実な男だったのか・・・・
付き合っている女性がいながら、写真の女性にも興味を抱いた
「相手のご両親はお前をよく知っているし、お嬢さんもその気らしい。とにかく会っておいで」と母から何度も急かされた
私は、とうとう「どうせ断ればいいんだから」と軽い気持ちで会いに行った
当のお嬢さんは、そのような話とはしらず普段着のまま、家の人に促されてしぶしぶデートという感じであった
私は「どうも話がおかしい。母に一杯食わされた」と思ったが
初対面の第1心象がとても新鮮であった
白い服を着ていた
清楚な雰囲気、可愛くてスタイルもいい、優しそうな瞳・・そして、何よりも女子大3年生の自由奔放な性格
それに・・・私に関心を示さない
このことが私のプライド?に火を点けた・・・・・・ああ、私は何と単純か
その後は、母同士が話をどんどん進め、彼女が小学校教師となって就職1年目の秋に結婚・・・それが、妻の知子である
これで良かったのかどうか、親が勧める縁談ということや学歴や釣り合いとかいう世間体を優先して、周囲に流され、妻となる女性を決めてしまったことになる
私は、職場でプロポーズ直前まで思い込んでいた女性が居たにもかかわらず、彼女の気持ちを問うことも無く、自分勝手に感情を抑え込み自分自身だけ気持ちを切り替えた・・・しかし、もう一人の女性、好きだった職場の女性・・彼女はその時既に私を運命の人と決めていたようだ・・
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