道明 12/7(日) 11:11:13 No.20081207111113 削除
一郎は自宅に戻ると、知子を居間に呼んで転勤のことを告げる
「あなた、それで何時から東京へ」
「うん・・まずは明日から日帰りで出張して向こうでの準備をしてくる。会社は急いでいるらしいが、住居の手配なんかで8月からと思っているだけど」
「そうですか来月から・・・あなた、くれぐれも健康には気をつけてね」
「心配するな・・陸上競技で鍛えてある。大丈夫だ・・それより、知子は一人で大丈夫か?」
「大丈夫なもんですか・・・寂しい・・とても寂しい・」
「おい・・大阪と東京だ、何時でも帰ってこられるし・・・直ぐに片付けてみせるさ」
「ほんとよ、頑張ってね・・・・ああ、そうそう、また学校の親睦旅行が今月22日、23日の予定なの・・今年は、山陰の玉造温泉と出雲大社めぐり・・あなたが大変なときだから、キャンセルしようかな?」
「いや、行ったらいい・・・知子は知子の職場で頑張らないと、先生方の親睦を図る機会なんだから、キャンセルしなくていいよ。しっかりと温泉に浸かっておいで」
知子はにっこりと笑った
翌日、一郎は東京本社へ出張し、夕方には大阪駅に帰ってきた
その顔が厳しい
東京のスタッフの話を聞いただけだが、腹を括って取り組まないと大変なことになると一郎の本能が知らせていた・・・
「奇遇ですね、山本さん・・・・・ああ、ちょっとお顔がきつそうですね」
声をかけてきたのは阿部真一だった
「やぁ・・阿部先生、あなたも出張でしたか?ちょっと出張先のことを考えてしまって」
「それはそれは・・・どうです気分転換に、そこらで暑気払いにビールでも」
「いいですね。行きましょう」
この二人は共にスポーツマン・・・肌が合っている
今のところ、しっかり書けている思う。
徐々にこの奥さんの裏の顔が出てきそうでゾクゾクする。
ただMものはかんべん。
ゾクゾク来る分、相手をぶっ壊して溜飲を下げるのが、このジャンルの正道であるべき。
最後は愚かな女の涙で終わって欲しい。