道明 12/29(月) 23:17:30 No.20081229231730 削除
電算室長の机には、今日も一輪の花が生けられている
書類に目を通す一郎の姿が、以前より男を感じさせる
それが何か・・・・その男に愛を捧げ、自分を女にした男だからか・・
「室長・・お茶をお持ちしました・・・それと手紙が届いております」
「そう・・・有難う、美恵ちゃん」
近づいてくる美恵子の姿を見つめる一郎
美恵子の心がときめく・・・・・・・やはり、違う、以前と違う
立ち去ろうとする美恵子に近づき一郎が抱きしめる
「イヤ・・・一郎さん、やめて・・・ここは、あなたの仕事場です」
「あっ!・・・ごめん、美恵ちゃん」
一郎は美恵子の言葉で我に返った
美恵子が退室すると、一郎は郵便物に目を通す
(なんだ!これは?)
それは、蓬莱からの封書・・・・開けてみると、手紙と写真が入っていた
知子の主人へ
是非、一度会って話がしたい
同封した写真のネガ
その他にも、別途撮影したビデオテープあり、それもあなたに渡したい
あなた自身はもちろんのこと、知子が大切と思うなら、必ずくるように・・・
写真は、知子が男の怒張を咥えているもの・・・
騎上位で二人の男と交わっているもの・・
・・・・・あぁ・・知子・・こんなことまでやらされていたのか!
(蓬莱のやつ・・破れかぶれになって、私に絡んでくるか・・・・いいだろう、とどめを刺してやる・・・・・あんたの考えているようには絶対にならないんだよ、蓬莱・・元先生・・・・・・あんたは知子を抱いたことで地獄に落ち、その夫が私であったことで、その地獄からは這い出せないんだ・・・・・思い知るがいい)
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