道明 1/25(日) 14:01:52 No.20090125140152 削除
知子は自分を誰かが呼ぶ声で次第に目覚めていく
その声は段々と大きく、そしてはっきりと聞こえてくる
「山本先生?いらっしゃるのですか?」
教頭の加藤の声だ
(何故?教頭先生が・・・・・確か私は・・・)
「ああ・・嫌ぁ!」
知子は自分の手足が縛られていることに気づき、悲鳴をあげた
なんと、裸にされ人の字に固定されていたのである
「山本先生!そちらの部屋にいらっしゃるのですね!今、行きますから」
「ああぁぁ・・・駄目!入らないで・・」
知子の叫ぶ声と同時に、襖が勢いよく開かれた
「ど、どうしたんですか!その姿は!山本先生」
「見ないで!お願い・・・教頭先生、見ないで」
「でも・・・あなた、縛られているんじゃ
・・ああ・・あなた、それに・・その白濁」
「えっ?」
「な、流れた跡が・・・ほら太腿に、男の精液が!」
「そんな!」
「なんて奴だ・・私に、あなたを迎えに来いと電話してきて、あなたを犯していたなんて・・・これは犯罪だ、あなたへの復讐だろうが・・・これは、警察に知らさないと」
「警察!・・ま、待ってください、教頭先生!」
「えっ、待つ?」
「教頭先生!警察に知らせるのは待って下さい・・・それより、お願いです・・縄をほどいて、ほどいてください」
「それは警察が来てからでないと・・・そうしないと、犯罪事実の証拠が変わってしまう・・あなたが蓬莱に犯されたことを証明する証拠の写真を残さないと」
「やめて下さい、嫌です・・大勢の人にこんな姿を見られるなんて
それに、こんな姿を写真に撮られるなんて・・・私、恥ずかしい」
知子の目から涙が溢れている
「うーん・・・・その気持ちは分かりますが、私も見てしまった限りは警察に知らせる義務が・・・」
加藤は手を額に当て、考える込むように俯いた
その手の奥の加藤の目が笑っている・・・そして、口元も緩んでいる
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