死神 8/13(日) 09:52:47 No.20060813095247
今考えると私が店長の家に行く理由など
本当はありもしないのかも知れません。私は店長の家に行く道すがら
夫とのことを考えていました。
私は夫からの愛情を疑ったことはありませんし、私も夫への愛情を
自分自身疑ったことはありませんでした。しかし、先日の店長との
行為の中で私は今までになくお互い体を求め合うことに没頭しておりました。
私は自分自身が分からなくなり、夫を確かに愛してるとの実感を持っているにも
関わらず夫以外の男性のことを例え1時とはいえ求め
そして夫以外の男性で感じることを求めた自分自身のことを考えていました。
私が夫との行為で始めて女の喜びを感じたのは結婚してしばらく経った頃でしょうか
その時私はこれほど幸福感にあふれ、夫をいとおしいと思ったことはありませんでした。
私はそのときの幸福感が忘れられず、次の日もう一度あの快感を味わいたいという
体の奥底から湧き上がってくる欲求に抗うことは出来きず
軽蔑されてしまうのではないかという恐怖感を持ちながらでも
結婚してから初めて自ら夫を求めてしまったのです。
しかし夫は軽蔑などせず自分の体のせいで私を満足させられていないのではないか
と思っていたと言い、私のこのような淫らな変化をも受け止めてくれました
私は夫に抱きつき、夫のことだけを考えそして夫にこれからされることを考えると
最早ほかの事など考えることは出来なくなっており
自分の体の欲求の赴くまま夫を求めていました。
夫は私の求めに応じ私を何度も絶頂へ導き、そしてそのような私をやさしく見つめ
体全体で私を受け止めていてくれるのです。
私が夫を一晩に何回も求めたのはこのときが後にも先に最後でした
この時夫の何回目かの射精を体の奥に感じたとき、私はとうとう今まで味わったことの無い
快感を味わい、頭の中が真っ白になり気絶してしまったのです。
気がついたときはまだ夫と繋がったままでした、私はキスをしようとし夫の顔を見て
ふとわれに返ったのです。夫は苦しそうにそしてそれを出来るだけ悟られないように
優しく私に笑いかけてくれていました。
私は呼吸の合間に見える夫の苦悶の表情を見て、夫が私の求めに応じることが体の負担になると言うことを
改めて思い知るのです。
私はあの時初めて連続で絶頂に達し続けることで、今まで感じたことの無いような
快感を得られる自分の体のことを知りました。あの時の幸福感と一体感は
何物にも変えがたいものです、しかし同時にそれは夫の命を削ることになり
私はそれからと言うもの自分の体の欲求と夫を失う恐怖感の中で
ジレンマに陥り結果自分自身で夫との行為を抑制してしまうようになるのです。
しかし一度火がついた体は容易に私を解放してくれません
私は自分が行為に没頭すると夫を壊すほどの性欲を持っていることを恨めしく思いました
そして夫との行為では必ず夫が一回行けば終わるようにコントロールするようになってしまったのです。
それは夫のことを心配してのことではあるのですが
何よりそれ以上続けてしまうと自分自身もう我慢が出来なくなってしまうからなのでした。
夫がいなくなることは私にとって死よりも耐え難いことなのです。
ましてやコントロールしだしてから夫は私を満足させるべく前戯に時間をかけるようになり
こんな淫らな私を夫なりに愛してくれようとする心を感じ
ますます夫の体を第一に考えるようになりました。
そしてそれは同時にあの時感じたような幸福感を捨て去ることを意味していました。
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