[Res: 45995] 器7 Tear 投稿日:2009/09/22 (火) 05:20
今日、妻が男とホテルにいることのできる時間帯は17時30分過ぎから19時。
ギリギリの時刻まで一緒に居るであろうから、妻はホテルの近くに車を止めるはず。
利用可能な大型駐車場と言えば、スーパーか駅かパチンコ屋。
パチンコをしない妻はそこに行く事には抵抗があるだろうし、スーパーは主婦層が多く、男の
車に乗り込むのを見られたくはないはずだ。
運転がさほど上手くない妻が路上に止めることはないであろうから、結局は駅を利用するに違い
ないと考えていた。
慎重な妻だけに、こういった心理状況から導かれる行動も読みやすい。
私は多少の時間調整をしながらその駅に立ち寄った。
それまでは冷静につとめていたが、実際に妻の車を見つけた時にはさすがに唇から血の気が引い
てしまったし、ハンドルを握る手からも力が抜け落ちてしまった。
妻の車の前を通過した時にちらっと見た妻の座っていない静かな運転席が、目に焼き付いてしま
った。
気を取り直してホテルへ向かい、黒いハッチバックを探すと1つ目のホテルの駐車場に1台止ま
っていたので携帯で写真を撮っておいた。隣接する2つ目のホテルにも私が見たのと似通った車
が1台あったので、これも写真を撮っておいた。
どちらの車なのかは分からなかった。
待っていてもいいのだが、私は相手の男を知りたいという気持ちはあるものの、『私が妻の浮気
を知っている』ということを、妻には知られたくなかった。
そうなると夫婦関係に大きく変動があるし、何らかの結論が出てしまうからである。
さて、、、と
妻は浮気の真っ最中であることがほぼ確定した。
私はホテルの駐車場を出て近場に車を止めるとポケットから携帯を取り出した。
私は携帯サイトから登録できるフリーのメールアドレスをすでに取得していた。
そのアドレスからメールを送ると、発信者側はフリーアドレスが相手に送信されるので、受信者
は私の本来のアドレスを知る事はできない。
事前に試しておいたので、使用にあたっては心配もないし、当然妻も知らないアドレスだった。
その機能を利用させてもらって、妻の携帯から抜き出した利用頻度の一番高いメールアドレスに
メールを送らせてもらった。
『今○○さんとラブホでしょ? ばれないように気をつけようね』
当然ながら○○さんというのは妻を特定する名称だが、この時はあえて苗字だけにしておいた。
このメールアドレスが浮気相手のものかどうかは未確定だが、ほぼその相手に間違いない。
たとえ妻の浮気相手と違う人でも、発信者が誰か分からなければトラブルにもならない。
しかし、十中八九、妻も男から促されてそのメールを読むはずである。
メールの送り主は私、だが妻たちは相手がどこの誰か、男か女かさえも分からないのだ。
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