[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/04/27 (金) 19:38
少しの沈黙の後(私にはとても長く感じた)、彼女が語り出した。
堀切さんの気持ちはとても有りがたいし、凄く嬉しいです。
でも私は素直に“はい”と言えないんです。
実は私には、前の会社で3年近くお付き合いしていた人が居たんです。
その人を本当に愛していたし、絶対に結婚すると思っていました。
でもその人は、ある日突然“重役の娘と付き合う事になったので別れてくれ”と言ってきました。
それからは、私が何を言っても取り合ってくれなくなりました。
私は、あまりのショックで会社を休みその後、退職しました。
この出来事以来、男の人とのお付き合いを尻込みしてしまうんです。
私「お話しは良く分かりました。それじゃぁ、嫌われてる訳ではないんですよね」
里奈「もちろんです。堀切さんは、とても良い方だと思ってます」
そして、
里奈「今日お会いして、全てを話したら、なんだかスッキリしました」
私「無理しないで、ゆっくりで良いので、一緒にそのトラウマを吹き飛ばしちゃいましょう」
里奈「はい。ありがとうございます」
その日の夜は私のお勧めの居酒屋で、自分達の色んな話しをして盛り上がりました。
彼女は、今回の話しは過去の事で、自分の中では吹っ切れているとも言っていました。
でも話しぶりからして、かなり相手の男を恨んでいると私は感じた。
その他にも彼女の勤めていた会社が、かなりの大手企業だった事に驚きました。
この日を境に私達は連絡を取り合い、大吾宅に飲みに行ったり、たまには2人で会う事も増えていきました。
焦らずに距離を縮めていった結果、約3カ月後には男と女の関係になれました。
そこからは、ほとんど週末は一緒に過ごし、平日も会いたくなると仕事終わりに待ち合わせていました。
そして結婚に至るわけですが、山田夫妻が居たから私達が結婚出来たと言っても過言では無いと思います。
大悟と純ちゃんが帰った後、2人で片付けをしてた時です
妻「明日、友達に会いに行ってくるから」
私「えっ?そんな事言ってか?」
妻「言ってないよ。さっきメールが来て決まったの」
私「仕事後も週末もじゃ疲れるよなぁ、少しはセーブした方が良いんじゃないか?」
妻「しょうがないでしょ!付き合いなんだから」
少しキツイ言い方になった妻でしたが、私は気にもしないで受け流していました。
コメント
承認待ちコメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)