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北原夏美 四十路 初裏無修正

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[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/10 (木) 19:38

この日は仕事が忙しく、体調的にはきつかったが昨夜の事を思い返す事も無かった。

残業も終わり、まっすぐ家に帰る気にもならないので行き付けの居酒屋に1人で行きました。

“結婚して、たったの2カ月弱これで俺達は終わってしまうのだろうか?”
こんな事が脳裏に浮かび、美味しくも感じない焼酎をチビチビやっていた時、妻からメールが届いた。
『大事な話しがあるので、早く帰って来て下さい。お願いします』

私が帰宅したのは午後10時を過ぎた頃でした。

妻は「おかえりなさい」と神妙な面持ちで話しかけて来ました。
私は遮るように「先に風呂に入るから」と言って着替えに行きました。

部屋は綺麗に片付いていて、私の枕とタオルケットもベットにキチンとセットされていました。

妻は、私が風呂から出てくるのをリビングで待っていた。

妻「ここに来て、話しを聞いて下さい」
私は正面に座り妻を睨むように見つめた。

妻「本当にごめんなさい」
私「・・・・・」
妻「昨日は、どうかしてました。許して下さい」
私「あれがリナの本心なんだろ。謝る必要は無いよ、もう俺達はダメだよな」
妻「違うんです昨日はビックリして、そして興奮しちゃって想ってもいない事を言ってしまいました」
私「それはどうかな、突然出る言葉じゃ無いだろ。いつも気持ち悪いと思ってんだろ」
妻「そんな事は無いです、謝ります・・・どうか許して下さい」

神妙な面持ちで頭を下げた妻でしたが、けして涙を見せる事は無かった。

私「ちょっと考えさせてくれ。昨日の今日で、訳が分からねー」
そう言って私は寝室に行き寝てしまいました。

翌日の朝、何事も無かったかのように妻は私に話しかけ、接してきます。
妻が用意した朝食を2人で食べ出勤しましたが、私の気持ちはスッキリしないままです。


午後になり、私宛に見知らぬ男から一本の電話が入りました。

男の名前は横山真一、弁護士だと名乗った。

横山「とても重大なお話しが有りますので本日、仕事が終わり次第お会いしたいのですが」
私「急に会いたいと言われてもねぇ、要件を言って下さいよ」
横山「奥様の事です」
この一言で私は会うことを承諾して、弁護士事務所までの道順と電話番号を聞いた。

妻には、付き合いで遅くなるとメールを入れた。

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