[Res: 77100] Re: 赦さない・・・ ヨシキリ 投稿日:2012/05/13 (日) 19:45
午後6時半、教えられた駅で降り弁護士事務所を目指して歩き出した。
それなりのビルの中に、そこは直ぐに見付ける事が出来た。
扉を開け声をかけると男が出て来て、自分が横山真一だと言い奥へと案内された。
そこには応接セットがあり、30代半ばぐらいの女性が1人座っていた。
横山「紹介します、こちらは寺岡麻美さんです」
麻美「初めまして、今日はお呼び立てして申し訳ありませんでした」
私「堀切です。寺岡さんが私を呼んだという事なのですか?」
麻美「ウフフッそうですよね、訳が分かりませんよね。これから横山先生が詳しく説明してくれますよ」
「みんな帰ってしまったんで・・・」とかブツブツ言いながら横山氏はお茶を入れて来た。
そして、資料らしき物とノートパソコンをテーブルに置き、ソファーに座ると淡々と話し始めた。
横山「今回の件ですが、堀切さんの妻である里奈さんは、麻美さんの夫である寺岡敏文さんと不貞行為を行っています」
私「あぁ・・・そうだったんですか」
麻美「あまり驚かれないんですね」
私「なにか・・・これで意味が分かったというか・・・。逆にスッキリという感じですかね」
麻美「良かったわ、そういう方で。ウフフッ」
私「ところで、その旦那さんと妻はどのような関わりがあったのですか?」
横山「前の会社でお付き合いをしていた方です」
私「あぁそーですか、納得しました」
横山「その事はご存じなんですね」
私「付き合っていた事、別れた内容については妻から聞いてます」
この後、資料を見ながら横山氏が今回の詳細を話し始めた。
それは今から1ケ月半ぐらい前の事です、堀切さんが結婚式を挙げて10日ぐらいした時ですね。
その日は、敏文さんが仕事の付き合いと言って遅く帰宅したんです。
いつもと違うは敏文さんの異変に気が付いて、麻美さんが興信所に頼んだのが始まりです。
麻美さんは、そこの所かなり敏感でして前にも同じような事があったんですが、その時は何も出てきませんでした。
(この麻美という女性は、かなり嫉妬深くて執念深い人なんだと私は思った)
今回は、敏文さんが週末に出掛ける時や、仕事後に直接帰宅しない時は全て興信所にお願いしました。
結婚当時から出掛ける時、遅くなる時などは前もって麻美さんに伝える事になっているので、興信所への依頼は容易でした。
その結果、ほとんどの割合で不貞行為が行われていました。
抑えた証拠としては、、ホテルに出入りする画像や動画はもちろんですが、その他2人の親密なものです。
≪こう話しながら「こんな物です」とパソコンで仲良さそうにホテルに入る画像などを数枚見せてくれた≫
また食事やお酒の席での会話のほとんどをレコーダーで記録できています。
細かいデータなどは興信所が作成した報告書があります。
会話の内容から、1回目の不貞は麻美さんが気が付いた時で間違いないと思われます。
よって興信所にお願いしたのは2回目の不貞からと思って間違いないでしょう。
また、最初に連絡を取ったのは敏文さんという事も分かっています。
そして今現在も不貞は継続しているというのが現状です。
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