[Res: 79197] Re: 赦さない・・・④ ヨシキリ 投稿日:2012/06/27 (水) 01:57
横山氏がみんなに元のソファーに座るように促し、話しを続けた。
横山「堀切さんは離婚するにあたり、慰謝料として500万円を要求します。
それと現在、里奈さんが勤めている会社には堀切さんの親友でお2人を引き合わせた山田大悟さんが勤めています。
その山田さんが今回の出来事を知った時の事を考え、早急に辞めて頂きたいそうです」
何も言わず俯いたままの妻に向かって義父が、
義父「おい!どうなんだ、ちゃんと答えなさい!」
妻「・・・会社は辞めます。お金は無いので、直ぐには払えません・・・」
義父「吉次君、やり直す事は出来ないのかい?」
私「出来ません」
義父「どうあっても無理なんだね」
私「はい」
義父「・・・お金は私がお支払いします。それで勘弁して下さい」
私「分かりました。後の細かい事は横山さんにお任せします」
重苦しい空気の中、私の結婚生活が終わった。
私は「今日は、このまま娘さんを連れて帰ってもらえますか?」と義父に聞いた。
義父は「そうした方が良いなら」と答えた。
妻は義母と一緒に身支度をし、最後に三人で私に向かって土下座をした。
妻は手に持てるだけの荷物を持ち、両親と一緒に出て行った。
その後、妻の荷物を全て実家に送った。
一週間後には、横山氏の事務所で妻と義父に会い、お金を受け取り離婚の手続きを済ませた。
義父「この度は本当に申し訳なかった、許して下さい」
そう言って私に向かい頭を下げた。
妻「仕事は辞めましたから安心して下さい」
私「分かった」
妻「私が馬鹿でした、本当にごめんなさい」
私「これでやっと自由になったんだから、好きなようにすれば良いさ」
お互いこれ以上の言葉は出てこなかった。
そして、これが妻との最後の会話になった。
私は妻と暮らしたマンションを引っ越し、気ままな1人暮らしに戻った。
大悟に今回の事を話した時は、土下座をして涙を流して私に謝っていました。
そして私が想像していた通り、大悟は「あの女、ただじゃぁ済ませねぇ!」と言って実家まで行こうとしました。
私は「バカな事をするなら大悟とは絶交する」と言って、なんとか止めました。
この後、麻美さんが元妻に対して何かをしたのか、少し気になった時期もありました。
しかし元妻がどうなったか、何をしているのかなど知る事も無く今に至っています。
去年の事で結婚に対してトラウマが出来たのは確かです。
今現在の私はといえば、付き合っている女性はいます。
今後、バツイチ男の幸せな結婚生活が来る事を願って、今の彼女を大切にします。
おわり
最後まで読んで下さった皆様、沢山のレスをくれた皆様、本当にありがとうございました。
去年の出来事を文章にして投稿するだけと安易に考えてスタートしましたが、途中かなり大変な事に気が付きました。
しかし、沢山のレスを励みに最後まで書く事が出来ました。本当に感謝しています。
そして今回、書いて良かったと思っています。
元妻のやった事は、大悟を始め色んな人に話しました。(説明の意味も含めて)
でも俺が元妻に対してやった事は、誰にも話していません。
ここに書いた事によって、何か吹っ切れたというか、勝手に楽になったというか、忘れる事が出来そうです。
それから、本当は5月に書き終る予定でした。
それは、もし結婚生活が続いていれば結婚一周年だったからです。
自分勝手な事を書いていますが、とにかくこれで全て忘れようと思っています。
最後は少し変な感じになってしまいましたが、それでも書いて良かったと思います。
本当にありがとうございました。
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