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北原夏美 四十路 初裏無修正

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弱い鬼 9/22(金) 04:59:03 No.20060922045903

「相手は誰だ!」
やはり妻は言おうとはしません。
「私が悪いの。私が責任をとります」
「どうやって責任をとる!」
「どの様な事でも・・・・・・・・・」
「よし。それなら子供をおろして来い」
妻は庇う様に両手でお腹を押えます。
「出来ません。そんな酷い事は出来ません」
「酷い事?俺にどれだけ酷い事をしたのか分かっているのか!」
「ごめんなさい。でもこの子だけは・・・・・・・・・・・・」
後は泣いてしまって話しになりません。
『優香が男に身体を許した。それだけで無く、優香の体内でその男の分身が育っている』
私は妻を責めながらも、まだ裏切られた実感が湧いていませんでしたが、時間が経つにつれて現実に起きている事だと自覚し、大きな怒りが込み上げてきます。
「相手は誰だ!」
私は妻を引き倒して反対向きに馬乗りになると、大きく右手を振り上げていました。
「俺が始末してやる!」
「やめて!言いますから、やめて!」
妻は私の背中を叩きながら、必死に体を捻ってお腹を守ろうとします。
「明ちゃんです!飯島明ちゃんです!」
その名前には聞き覚えがあるどころか、顔まではっきりと覚えていました。
どうして覚えていたかと言うと、彼は私達の結婚式に妻の友人として出席していたのですが、披露宴の間中私を睨みつけていたので、彼の事を妻に尋ねた事があったからです。
その時の妻の話によると、彼は妻が高校の時に引っ越すまで、ずっと同じ団地の隣の部屋に住んでいて、家族同士も仲が良くて親戚以上の付き合いをしていたそうです。
また歳が同じだという事もあり、幼稚園から高校の時に引っ越すまで、毎日一緒に通学していたと言いました。
「彼は優香を好きなんじゃないのか?」
「やめてよ。今でこそ昔の様な付き合いは無くなってしまったけれど、彼とは家族同然で育ったのよ。小さな頃は一緒にお風呂にも入っていたし、歳は同じでも私の事を妹のように思っているわ。私だって同じ。恋愛の対称になんてならないわ」
当時私は、私の知らない幼い頃の妻を知っている彼に、嫉妬した事を覚えています。
その彼の子供が、妻のお腹の中で育っている。
私は絶望感に包まれましたが、それはまた激しい怒りへと変わって行きました。
「奴をすぐに呼べ!」
「彼は関係ないの。私が悪いの。私が責任をとります」
「他人の女房を抱いて、それも子供まで作って関係ないで済まされるか!」
それでも彼を庇って呼ぼうとしない妻に怒りは増し、初めて妻に暴力を振るってしまいました。
「こんな子供は、俺が処分してやる!」
頬を叩かれてテーブルに倒れ掛かった妻が起き上がると、次に私はお腹を殴ろうとしましたが、妻は咄嗟に屈んでお腹を守りました。
「分かりました。明ちゃんに来てもらいますから、お腹の子供だけは・・・・」
妻が電話すると彼はすぐに来ると返事したそうですが、妻の実家近くに住んでいる彼は、早くても車で2時間半は掛かります。
私はその間に、どうしてこうなったのか妻に聞こうとしましたが、妻は激しく泣いてしまって答えられる状態ではありません。
そうこうしている内に車の止まる音がして、驚いた事にそれは彼でした。
彼は玄関を入るなり土下座して、土間に額をつけて謝っています。
「この度は申し訳ない事を致しました」
「やけに来るのが早かったな」
「はい。こちらにマンションを借りていますから。今では半分をこちらで生活しています」
私にはその意味が分かりませんでしたが、彼が立ち上がると同時に殴り掛かっていました。
するとその瞬間、私は殴り掛かった方の腕を捻られて、土間に押え付けられてしまいます。
『合気道?』
私にとってこれ程惨めな事はありません。
妻を寝取られ、子供まで作られて、その男に土間にうつ伏せに押え付けられて身動き出来ないのです。
「明ちゃん!やめてー!」
妻の叫ぶ声で彼はようやく手を放しましたが、起き上がっても私は惨めで顔を上げられません。
「ちゃんと責任は取らせて貰います」
「これだけの事をして、どうやって責任を取る」
「優と結婚して、子供を育てます」
「なに!馬鹿な事を言うな!俺は離婚しないし、子供はおろす!」
「あなた、許して。この子だけは・・・・・この子だけは・・・・・お願い・こんな私とは離婚して下さい」
私は2人に離婚を迫られ、更に惨めになっていきました。
また彼に殴りかかりたい衝動に駆られましたが、余計惨めになる事は目に見えていて出来ません。

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