木下某 4/21(水) 16:36:50 No.20100421163650 削除
美由紀は満たされた喜びに浸りながらぼんやりとしていた。
夫に愛された名残がシーツを濡らす。その冷たさが美由紀を現実に戻した。
ノロノロと起き上がって部屋の鏡に映った自分を見る。
首筋や胸に夫の愛した跡が艶かしく残っている。
風呂で体の汚れを落として夫が戻るのを待っていた。
籐の椅子に腰をかけて窓に映る自分を見るとそこには淫乱な女の顔がある。
変わってしまったと自分でも思う。
たった三ヶ月なのか長かった三ヶ月なのか美由紀には判らなかった。
夫とは違う部長の感触、それを思い出すと濡れてくる。
指で敏感になった乳首を摘むとまた夫が欲しくなった。
無意識に声が漏れてしまう。なんて淫乱な女なんだろうともう後戻りできない自分を恨む。
夫が部屋の戻ったのも気づかなかった。
私が部屋に戻ったのも気づかず美由紀は淡い息を漏らしながら自分の世界に浸っていた。
月明かりに照らされた裸身に見とれている。
綺麗に見えるのは旅行の雰囲気か酒の性でしょう。
ふっと気づいた美由紀と眼が合ってしまった。
「 ごめん、私・・・」
後の言葉が美由紀の口から出てきません。頬を涙が伝わっています。
私には一番苦手なシーンです。全て逃げてきました。
頭の中では思考回路がショートを起こして計算不能です。、
「遅いから後は明日の朝ネッ」
これが精一杯の言葉です。
ここで部長との関係をガツンと責めるべきなのでしょうが、意気地なしにそれが出来ません。
人の顔色を伺ってしまうのです。
美由紀を布団に引きずり込みました。布団の中で触れた美由紀に興奮してしまいました。
触れる・・・興奮・・・姦るが完全にインプットされてます。
朝風呂に入って久々にのんびりと朝食を取った。
部屋に戻ると美由紀は窓の外に広がる青い海を見ている。
部長と美由紀の不倫のことを切り出そうとした途端、場の空気が重いのに気づいた。
美由紀からいいしれぬオーラが出ている。
ひょっとして智晴との事が発覚して、私を追及するつもりかな?
逃げの一手を考えようと身構える。土下座でも謝罪でも何でもするつもりです。
美由紀は少しやつれた顔をしていたがはっきりした口調で聞いてきた。
「木下君、何がしたいの?」
ああ~ここでも『木下君』か
私と美由紀は職場結婚です。私が新卒で会社に入ったとき、短大卒の入社三年目が美由紀です。
配属された部署の先輩で隣の席でした。横に座った私への最初の言葉です。
「木下君、何がしたいの?」
聞かれえも答えようが有りません。その場その場で適当に解決してきましたから。
美由紀はしっかりとした社会人としての考えが必要だと説教をしてきました。
私は感心しながら面倒くさく適当に相槌を打って聞いています。
綺麗では無いが愛嬌が有り笑顔が可愛かった。
それにもましてふくよかな胸とむっちりとした尻に釘付けでした。
新入社員の歓迎会の日に私の横に座った美由紀は飲みすぎて私にもたれています。
酒に弱いのに雰囲気で飲みすぎたのです。
いつもは一緒に帰る同僚の女の子が皆と二次会に行くので私に送り届けを言いつけました。
タクシーで部屋まで送りましたが起きる気配が有りません。
仕方が無いので鍵を開け、ベッドまで運び寝せました。
ミニのスカートが捲れ上がり、ピンクのパンツが見えます。
服が皺になるから脱ごうねと親切心で全部脱がす。
ふくよかな胸、ムチッとした太腿があらわになる。
生唾を飲んで偶然の神のお恵みに感謝。
会社を首とか強姦の犯罪者になる可能性を考える余裕などは全く無かった。
『姦りたい』『姦りたい』が頭の中で渦巻いていた。
美由紀の意識が無いのを良いことに完全に理性を失っていじくりまくる。
もう駄目です。我慢が出来ません。
合意の上でのSEXですと自分に言い聞かせる。
美由紀の足を開いて挿入、意識は全く無いが痛がる。
抜いてみると血が・・・処女でした。
顔面蒼白ですが堪え性が無く、膣の奥に射精をした。
どうしよう、どうしようと悩んでいるうちに再度勃起してきてもう一回射精。
開き直って美由紀を抱きしめながら寝ました。
美由紀は二日酔いで痛む頭で横を見て驚いた。
木下君が寝ている。ここは?
姿を見て驚く、服を着ていない。エッ木下君と関係したんだ。
私は眼を覚ました美由紀を見てまたむらむらしてきた。
嫌がる美由紀を押し倒して関係を結んだ。
美由紀は状況が良く飲み込めていないのか諦めたのか抵抗が無く性行為が出来た。
今度は合意の上での関係です。
ベッドの端に座った美由紀が私に尋ねた。
「木下君 出来たらどうするの?木下君は何がしたいの?」
二十二歳の私に言える言葉は多くありませんでした。
「責任を取る。結婚をしよう」
何と安易な結論を口にする軽さ。
一度の過ちで妊娠、六月にはジューンブライドに美由紀はなった。
以来重要な事柄の時、美由紀は『木下君』と私を呼ぶのが口癖となった。
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