木下某 5/15(土) 20:21:35 No.20100515202135 削除
家に帰ると慌てて風呂に入り智晴の痕跡を消す。
ここでばれては美由紀を責めるどこではなくなる。
多分これでばれないだろうと思いながら風呂を出る。
寝室に入ると、寝ている美由紀の横に滑り込む。
向きを変えて私に美由紀が抱きつくと不審な意味を込めながら
「最近帰りが遅いのね」
その後の無言が続くのが怖い。危なく土下座をして真実を吐きそうになる。
「雑用、いつもは赴任先に持って帰ってやってたけど、それが出来ないから会社で遣っている。
もう少しで終わるから」
最近仕事の他に部長と会って遅い日が続いている。
部長と会う日は必ず智晴を抱いてから会っていた。
「私が嫌になって、他に・・・」
言葉が切れたのが怖いです。何を言いたいのかが想像できます。
それが当たっているのが本当に怖いです。誤魔化しきれるかばれて謝罪かの正念場です。
無言のまま抱き寄せます。
暫くし摘んでいなかった体のお肉をギュッと摘みます。
五キロ減ったと自慢していましたが触り心地はそれほど変わりません。
腕枕をしキスをしながら乳房を揉みます。
感じ始めたところで質問の開始です。
「イヴの晩に部長と会ったのかな?」
「会っていなーー」
乳首を挟んで言葉を遮ります。
「何時から嘘が上手になったのかな? どこが嘘をつくのかな? ここかな」
「本当に会っていません」
「そうか、会っていないんだ。誰にでもそう言えるね?」
「エッ」
言葉の途切れた美由紀に私は畳み掛けます。
冷や汗ものの勝負です。言っている先から弱気が顔を覗かせます。
「部長に明日会社を尋ねて聞いてみようか。
それとも智晴にクリスマスの日ご主人は女性の移り香をつけて帰宅しませんでしたかと聞こうか」
「智晴?」
やばいよ、つい名前を言ってしまった。どうしよう。ばれた、誤るしかない。
体をずらしかける。謝罪の文句が頭の中を駆け巡る。
「部長の奥さんの名前を何故知っているの? エッまさか?嘘でしょう?」
「今頃気づいた。美由紀が正直に教えてくれたら行かずにすむんだけどなあ~部長の家庭壊したくないよね」
「木下君、どうして気づいたの? 何時気づいたの?」
「昨年のクリスマス・イヴにメールをくれなかったから」
美由紀はハッとしました。メールをしようとした時に部長から止められ、嫉妬した部長に押し倒されて結局出来なかった。
部長の嫉妬は凄く激しく、責められた愛撫を思い出すと独りでに濡れてくる。
そんな些細なことから不倫を疑うなんて信じられません。
でもどうして奥さんの名前まで知っているのだろう。まさか浮気調査を夫がして。
体が独りでに震えてきます。
「どうして奥さんの名前を知っているの?どうして」
小さな声で言葉を繰り返しています。今が反撃のチャンスです。
美由紀から離れ、ベッドから降りようとします。ハッとした美由紀は私の手を掴みます。
「どこへ行くの?」
「美由紀が嘘をつかず正直に話してくれるまで別々になった方がいいと思うんだ」
完全に棒読みです。心に無いことをペラペラと良くぞ言った自分自身を褒めながらチラッと美由紀を振り返りました。ここで止めてくれなければ私が困ります。
離婚の二文字が目の前で踊ります。
「怒らない?」
怒らない? その質問は完全に私を舐めきった質問です。
再度心を落ち着けて
「怒られるのが嫌なら喋らない。それなら今後一切言わなくていい。
俺も二度と聞かない。それで美由紀が満足ならそうすれば良い」
何と強気な発言でしょう。一生に一回の行動かも。
「部長と会ってました」
遂に美由紀は吐きました。
部長と関係を持った翌週から昼休みに人気の有る会議室などに呼び出されて散々焦らされて開放される。
会議室の机の端に腰を掛けて股を大きく開かされて,下着をずらしてあそこを舐めたり吸ったりする。
会議中のプレートは出てるけど鍵は掛けてくれないし、廊下の話し声が気になる。
太腿なら誰にも見られないけど首筋とか胸に真新しいキスマークを何箇所もつける。
親しい同僚から、『ご主人が留守なのに激しいわね』とからかわれて恥ずかしい思いをした。
抱いて欲しくても決して抱いてくれ無かった。毎晩自分で慰めている。
そんな日に部長からメールが来た。
美由紀の語る話は部長とほぼ一致してたと思いながら話を聞いています。
部長が自暴自棄になる原因も解ってきました。
追い詰められて八方塞になって自分自身どうしようも無い状態が今なのだと。
婿養子の手前、社長を辞めますは禁句だろうし大変だな思いながら智晴の体のことを考えています。
今日は娘が学校でいなかったので、智晴は今まで押さえた鬱憤をはらすかの様な乱れ具合だった。
娘がいる時は智晴は自分を抑えて快楽に浸れなかったなと感傷にひたっている。
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