木下某 7/12(月) 17:09:21 No.20100712170921 削除
連休明けは忙しくて部長とも智晴とも会えなかった。
そろそろ不倫を知ってから二ヶ月、何からの決着をつけようと思いながら智晴に連絡。
其の話如何によっては部長も巻き込んでとは夢見たいな話で、意気地なしの私にすれば其の前に白旗を揚げて降伏である。
智晴を近くのファミレスに大事な話があると呼び出す。
店の隅っこで待って珈琲を飲んでいると息せき切って嬉しそうな顔をして智晴がやって来た。
外で会うことは無かったので嬉しそうである。
この間時間が中途半端になり詳しく話せなかった部長との途中経過について話を始める。
話し始めると智晴は厳しい表情になり泣きそうになった。
ここで泣かれては話せなくなるので近くのホテルに行く。
部屋に入ると条件反射の哀れさ、直ぐ手を出そうとするのを智晴が押さえる。
欲求不満の消化不良のまま話し始める。
三月下旬帰国して部長にあって以来の話の内容を語る前に最大の疑問をぶつける。
この内容によっては話が大幅に変わる可能性がある。
「一つだけ聞いておきたいんだけど美由紀は俺達の関係を知っているのかな?
それによっては話が大幅に変わるんだけど」
「美由紀には会ってることは話したけれど関係が有るとは言っていない。
二人のことが知られたら不味いでしょう」
それが真実かどうかは今の所確かめようが無いが言っていたとしてもそれ程影響は無い。
私は美由紀の浮気の疑問の発端となった昨年十二月のクリスマス・イヴのメールの一件から話し始めた。
「そんな事で疑うの?」
「違う。其の前九月の部署移動と重ね合わせて疑問が深まっただけだ。
決定的になったのは御用納めの日の夜遅くの帰宅だ」
「普通は早く帰ってくる。それがあの時間でなおかつ夜の拒否、何か有ったと見ても可笑しくないだろう」
段々言葉がきつくなってくるのを押さえるのに必死である。
『元々この話に美由紀を引きずり込んだのはお前だ』と散々罵れば如何に楽なのか。
意気地の無い私には罵倒などは遥か彼方の遠い夢の向こうの話である。
言葉に詰まって俯く智晴、今がチャンスとドサクサにまぎれて横に座る。
智晴の胸に顔を埋めて匂いを嗅ぐ。
『嫌~変態,駄目~ 』甘えた声を聞くとむらむらとくるが堪えながら話を続ける。
太腿においた手で智晴の反応を確かめる。少しづつ指を付け根に進めていくと息が荒くなってくる。
感触を楽しみつつスカートを徐々に捲り上げていくと下着に指が触れる。
下着の淵から指を入れながら話を進める。
一月に赴任先から顧問弁護士に連絡をして調査会社を紹介してもらって調査を依頼をして出た結果が黒であったことを話す。
其の時に出来た資料のコピーを智晴の前におく。智晴は青ざめた顔で書類に眼を通す。
「木下君、これでどうするつもり?」
「智晴ならどうして欲しい? これ以上だらだら延ばしていっても何も解決しない。
ここら辺でどうにかして納得のいく形での解決を図りたいと考えている」
智晴は完全に言葉を失っていた。私らしくない発言である。
言葉が上擦ってきているので大きく息をついて心を落ち着ける。
そこで私は証拠の第二段を取り出した。
部長とのやり取りを録音してあるレコーダーからコピーしたUSBメモリーである。
それをPCに挿入して再生をする。部長と私のやり取りが生々しく再現される。
一千万の慰謝料の部分になると智晴は号泣をした。
遣りすぎたかと思ったが後の祭りである。突き進むしかない。
「嘘でしょう。そこまで追い詰めていたなんて」
「違うな。馬鹿な奴だ、逃げ場を美由紀に求めて、私にばれて逃げ切れなくなって金で誤魔化して保身を図ろうとしているだけだ」
何と強気で立派な発言でしょう。言った自分を褒めてあげたい。
舞い上がった私は、興奮しながら智晴を押し倒した。
「木下君~駄目~今日は話があるって~」
完全にお誘いモードで有る様な気がして抱きしめる。
ここで抱きしめては元も子もなくなるのは理解しているが、強気の私はさっさと奥に引っ込んで相変わらずの弱気が智晴の言いなりになるのを待っている。
体をずらすと、智晴はベッドの上に体育すわりをしてスカートの奥を微妙に見せびらかす。
興奮して手を出そうとする私を制して、徐々に太腿を開いていく。
私の心を見透かすように、智晴は私が絶対に美由紀と離婚をしないならスカートの奥を見せると言う。
嫌も応も無く首を縦に振っていた。
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