弱い鬼 10/4(水) 01:03:21 No.20061004010321
妹は口では拒否していましたが、なぜか大した抵抗しませんでした。
逆に私はその事で我に返り、自分のしている卑劣な行為が恥ずかしくなります。
「智ちゃん、ごめん。後ろを向いているから、その間に出てくれ」
妹が激しく抵抗していれば、冷静になれる時間もなくて、事に及んでしまっていたことでしょう。
しかし身体を硬くしてじっとしていた事で、恐怖で体がすくんでしまっているのだと思った私は、猛烈な自己嫌悪に襲われたのです。
妹が出て行ったのを音で確認すると、私は何杯も頭から冷水を被って外に出ました。
『俺は何て事を・・・・・・・智ちゃんは、当然怒っているよな』
私は妹に合わす顔が無く、当然妹は怒って帰る仕度をしているものだと思っていましたが、妹は泊まりを覚悟で持って来ていたパジャマを着て座っていて、優しく微笑んでくれていました。
「お義兄さん。あまり飲めないけど、付き合うから飲み直す?」
妹は少し飲んだだけで真っ赤になりましたが、それでも無理をして付き合ってくれ、やがて涙を流して始めました。
「ごめん」
「違うの。そうじゃないの」
私にされた行為を思い出して泣けてきたのだと思いましたが、そうでは無いとすれば、妹の涙の理由が分かりません。
とにかく泣いている理由が先ほどの行為では無い事に安堵感を覚え、ほっと胸を撫で下ろすと、懲りもせずに今度は涙を流している妹に女の色気を感じてきてしまい、時折漏らす啜り泣きの声すらも、あの時の声に聞こえてきてしまいます。
するとお風呂で見た裸体を思い出してしまい、パジャマを着ていても妹が裸に見え、前の部分が急速に膨らんでしまいました。
「智ちゃん、付き合ってくれてありがとう。今日は疲れただろ?もう休みなよ」
恥の上塗りは嫌だったので、体の変化に気付かれる前に別の部屋に行ってもらおうと思いましたが、妹は立ち上がると私の前に来て右手を差し出します。
「お義兄さん」
「なに?」
「だって・・・・・・そのままで眠れるの?」
妹は気付いていたのです。
「ごめん。お風呂で見た智ちゃんを思い出してしまって」
妹が私の目を見ながら小さく一度が頷いたので、私も右手を出して妹の手を掴みました。
『風呂に入って行ったのもそうだが、今の俺は優香に裏切られて、普通の精神状態じゃない』
自分にそう言い訳しながら、妹の手を強く握って立ち上がると、妹は私の手を引っ張るようにして座敷に連れて行き、自分が眠るはずだった布団に私を仰向けに寝かせました。
「その代わり手だけよ・・・・手で我慢して」
「本当にいいの?」
「そんな事いわれると・・・・・・決心が鈍るから」
妹は酔っているのか、または私を哀れに思ったのかは分かりませんでしたが、この時の私にはどちらでも良い事でした。
「下だけでいいのに、上も脱いだの?」
私が横になったままパジャマのシャツを脱ぐと、妹は少し笑顔を見せて私の腰の横に正座し、残ったズボンとパンツを一緒に抜き取ったので、私のチンチンは勢いよく飛び出しました。
すると妹は恥ずかしそうに横を向いてしまい、何もしてくれないで、ただじっとしています。
「智ちゃん。こんな格好で放っておかれると恥ずかしいよ」
「だって・・・・お義兄さんのが・・・・・もうこんなに・・・・・」
妹が横を向いたまま、時折横目で見ながら掌で擦り出すと、じれったい様な快感が頭まで突き抜けます。
「もっと強く頼めるかな」
恥ずかしそうな仕草を見せていた妹も、ようやく覚悟を決めたのか私の方に向き直り、優しく握ると恥ずかしいほどじっと見詰めながら、上下に扱き始めました。
しかし扱いてくれる速さが増すと、私は少し痛みを感じて腰を捻ってしまいます。
「痛かった?ごめんなさい」
妹は暫らく動きを止めて、硬くなって上を向いている物をじっと見ながら考えていましたが、急に頭を下げたかと思うと、一気に口の中に収めてしまいました。
次に妹は唾液を塗り付けるように舌を使い、起き上がるとまた扱き始めます。
「どお?これで痛くないでしょ?」
「ああ、気持ちいいよ」
妹は私の顔を見て少し微笑み、また乾いてきたと言って口に含んで唾液を付けると、起き上がって扱き始めます。
その様な行為を繰り返され、私は出してしまいたい衝動に駆られましたが、その時彼に言われた「長くても15分も動けば出してしまうらしいな」という言葉を思い出し、必死に出したいのを我慢しました。
「お義兄さん、良くない?」
「そんな事はないよ。凄く気持ちいい」
必死に我慢していた私もこの会話で気が弛み、我慢の限界を迎えてしまいます。
「智ちゃん出る。駄目だ、出てしまう」
「待って。少し我慢して」
妹はティッシュを用意してなかった事に気付き、右手は強く握ったまま左手を伸ばしてバッグを引き寄せると、中からハンカチを出して当てました。
「いいよ。出していいよ」
私は一年振りの快感に身震いし、勢いよくハンカチの中に吐き出しました。
「たくさん出たね。まだ残ってる?どお?」
妹は出した後も手を止めず、軟らかくなるまで優しく扱き続けてくれます。
「もういいよ。ありがとう」
「使っていたハンカチでごめんなさい。ティッシュを出そうと思ったのだけれど、それでは間に合わないと思って」
満足した私が起き上がろうとすると、なぜか妹は両手で胸を押して阻止します。
私は妹の意図が分からず顔をみましたが、妹は目が合わないように横を向いてしまいました。
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