弱い鬼 10/15(日) 13:34:31 No.20061015133431
妻は隠す事をやめ、セックスについても具体的に話し出します。
「あなたは大きさを気にしていたけれど、正直明ちゃんのは大きかったです」
「大きい方が気持ちいいのだろ?」
「確かに全て塞がれた様な感じで、中が一杯になった感じで凄かった。でも大きさだけじゃない。あなたとの方が、私には気持ち良かった。私はあなたとのセックスの方が好き。大きさや形を問題にするなら明ちゃんは軟らかくて、あなたの方が硬いわ。でもそんな事じゃないの」
赤裸々な告白に、私の方が引いてしまいます。
「奴の子供を望んだのはどうしてだ!」
「違うの。あれは・・・・・・・」
妻はいつものように愛撫で何度も逝かされ、彼が入って来た時には、避妊具を着けているかどうかも分からない状態でした。
すると彼は動きながら、妻に言ったそうです。
「今日はコンドームを切らしているから生で入れている。中で出してしまいそうだから、ここでやめよう」
怖くなって一度は頷いたのですが、あと少しで達するところだった妻は、彼が動きながらゆっくりと抜いていくと、思わずそれ以上後退しない様に、腰に脚を絡めてしまいました。
「優、いいのか?赤ちゃんが出来てもいいのか?」
「駄目!やめて」
しかし彼はそのままやめず、意地悪く奥まで入れて激しく動いてから、また徐々に後退させました。
「いや!」
「中で出すぞ。いいのか?中で出してもいいのか?」
そう言いながら激しく動くので、もう妻には後の事まで考える余裕はありません。
「出して・・・出して・・・・」
「赤ちゃんが出来てもいいのか?」
「出来てもいい・・・出して・・・・中で出して・・・・赤ちゃんが出来てもいい」
これに味を占めた彼は、次の時もわざと避妊具を用意しませんでした。
「やめてもいいか?」
「やめないで・・・このまま・・・このまま逝かせて」
「赤ちゃんが出来てしまうぞ。いいのか?」
「いいから・・・もっと動いて・・・お願い動いて」
「でも、コンドームを買い忘れたから出来た子供なんて可愛そうだ。そこには2人の意思がないと。やはりやめよう」
しかし妻は、もうやめられないところまで追い込まれていました。
「あと少しなの・・・・・意地悪しないでー」
「意地悪なんかしていない。子供が可哀想なだけだ。優が俺の子供を欲しいのなら、このまま動いてやる」
いくら逝く寸前の妻でも、流石にそれは言えません。
すると彼は、更に激しく動いて妻を追い込み、妻が最後の言葉を口にした瞬間、動くのをやめて引き抜き、先だけが入っているところで止めました。
「いやー・・・・いやー」
「俺の子供が欲しいのか?どうだ?このままやめるか?」
終に妻は、あの言葉を口にしてしまいます。
「欲しい・・明ちゃんの子供が欲しい」
『こんな事を口にしてしまうほど、追い込まれてしまうのだろうか?私との子供を諦めていた優香は、本当に奴の子供が欲しかったのでは』
妻を乗せて実家の前まで行くと、私は降りずに妻だけを降ろしました。
「あなた、行かないで。一緒に連れて帰って」
何も言わずに一人家に帰ると、また妻への不信感が大きくなっていきます。
妻は彼とのセックスよりも、私とのセックスの方が気持ちいいと言いました。
しかし、子供が出来てしまってもいいと思えるほど、彼とのセックスでは感じてしまったと言います。
その事が私には、どうしても理解出来ません。
彼とのセックスは素晴らしく、妻は彼のテクニックの虜になってしまった。
このままだと彼の子供を身篭ってしまうかも知れないと思った時、快感に負けただけではなくて、彼の子供でも良いから欲しいと思ってしまった。
しかし生まれてみると私の子供だったので、子供の事を考えると離婚は避けたく、私を愛していると言って機嫌をとった。
そう考えれば、全ての話が納得出来ます。
結局子供の父親なら男は私でも彼でも良く、そうなると彼の方が経済的に余裕があるので、子供にも最高の教育を受けさせることが出来、妻自身も毎晩最高のセックスで癒してもらえて、本当は彼の子供でなかった事を残念に思っているのではないかと皮肉れてしまうのです。
『あんなに愛し合っていたのに、まだこんなに愛しているのに、優香とは終わったのだろうか?あんなに望んでいた子供まで出来たのに』
愛は条件では無いと思いたくても、妻の愛が信じられずにいました。
自棄になりかけている私の考えは違っているのかも知れませんが、妻を信じず、この様な事を思う時点で、夫婦は終わってしまっているのかも知れません。
毎日その様な事ばかり考えてしまい、一人で家にいるのが寂しくて耐えられず、毎晩誰かを誘って飲んで帰り、それでも眠れずにまた酒を飲んで寝るという生活を続けていて、10日と少し経った土曜の朝、前日の深酒が少し残っている体に鞭打って会社に行く準備をしていると、一人の女性が訪ねて来ました。
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