万年平社員 8/9(水) 00:29:02 No.20060809002902
現在の職場に就いて一年、ようやく仕事にも慣れてきました。
今年で40歳、出世コースからは大きく外れてしまい、生活も楽ではありませんが
家族共々なんとか幸せにやっています。
そう思えるようになったのは、あの出来事があったからとも思っていたのですが。
大学卒業後、今の会社に就職し、32で結婚。10歳下の妻と結婚を機に社宅に住みはじめ、
子供が幼稚園に上がろうかという時に本社から、ある地方工場への出向命令が出されました。
出向とは言うものの、それまでの事務職と違い、20代に混じっての昼夜交代勤務の肉体労働は30半ばの私にとって大変に過酷なものでした。
早い話がリストラで、早期退職に応じない対象者は、全国の工場へ送り自主退職するのを待つのです。
実際出向になった者は何十人、全国合わせれば何百人とも言われています、残っているのはほんの数人だけ、
私自身ラインの足手まといになり、暴走族上がりとかの年下の主任に怒鳴られ、周りからはバカにされる毎日。
彼らのほとんどは高卒で、中には中退者や中卒の者もいました。
そして本社の人間に対して、快く思っていない者ばかりでしたから、辞めさせるために送り込まれた人間に対して遠慮無い態度も当然でしょう。
そんな状態の中で頑張ってこれたのは、本社に戻れる日を夢見ていたからに他なりません。
しかし辛い思いをしていたのは、私ばかりでは無かったのです。
むしろ、社宅で留守を守っていた妻の方が、もっと辛い思いをしていたとは、同じく出向になり、退職した男から聞かされるつい最近まで思いもよりませんでした。
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