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北原夏美 四十路 初裏無修正

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とんぼ 9/12(火) 03:27:29 No.20060912032729

若い男は家の裏山まで走って藪の中を逃げようとしましたが、少しもいかないうちに私に取り押さえられました。ひょろひょろとした見かけどおり、体力のない男でした。
身体をしっかり押さえつけられても尚、もがいて逃げようとする男でしたが、顔をばしっと張ってやると途端におとなしくなりました。やはり見かけどおり、度胸のない男でした。
「何をしていた?」
私はどすのきいた声で聞きました。
「・・・・・」
男は何も言わず首を振りました。
「分かっているぞ、盗撮だ。お前は俺の妻を盗撮していたな」
私は興奮していました。といってもそのとき私が興奮していたのは、妻を盗撮していた男に対する怒りというよりは、非日常的な出来事に突如遭遇したためでした。
「寄越せ」と言って私は男のデジカメを奪い、画像を確認しました。
デジカメには君恵の姿がしっかり記録されていました。といっても呑気に洗濯物を干しているだけの(私から見れば)色気もへったくれもない写真です。
「ほら見ろ、これで言い逃れは出来ない」
「勘弁してください」
若い男は急に泣きそうな顔になって、謝り始めました。
「あんたはこの近くに住んでいるのか? 答えろ」
 男はためらいがちにうなずきました。
「名前は?」
「タナカです」
「あんたがうちの妻を盗撮したのは今日が初めてなのか?」
タナカはこくこくとうなずきました。
「信用できない。これはデジカメだから、きっとパソコンにデータをおとしているはずだ。あんたの家に行ってパソコンの中身を見ればすぐに嘘がばれるぞ」
「・・・すみません、嘘をつきました」
タナカはあっさりと、といっても相当にびくびくしながら前言撤回しました。
その様子がおかしくて、私は笑ってしまいそうでしたが、顔だけは厳しく作ったままで、
「馬鹿野郎。よし、それならこれからあんたのうちに行く。いっしょにパソコンを見て、妻のデータを消す」
とタナカに告げました。タナカははじめしぶっていましたが、私の要求を断れるはずもなく、私たちはそのままタナカの家に行きました。

タナカの家へ向かう道すがら、私は彼の素性を根掘り葉掘り聞きました。その話によると、タナカは私立大学の四回生でしたが、二年留年しているのでそのときはすでに二十四歳でした。二十四歳にもなって親不孝なことに、いまだ親の仕送りで大学に通わせてもらいながら、学校へも行かず、バイトもせず、毎日ぶらぶらしていました。あげくの果てに盗撮ですから、まったくろくな若者ではありません。
「なんで妻に目をつけたんだ」
私はタナカに聞きました。
「近所のスーパーで奥さんをよく見かけて、凄いオッパイをしていたから気になって、ついふらふらと・・・すみませんでした」
「馬鹿野郎。謝ってすむか」
私が凄んで見せると、タナカはひいっと顔を歪めました。

「ここがお前のうちか」
「そうです」
タナカに案内されて着いた先は、私の自宅から十分程度の距離にあるアパートの一室でした。
「表札がタナカじゃないぞ」
「すみません、さっきは嘘をつきました」
「馬鹿野郎」
私はまたタナカの頭をはたきました。

タナカの部屋は予想通りごちゃごちゃとしていて、足の踏み場もありませんでした。普段、清潔の化身のような君恵と一緒に暮らしているので、余計汚らしく見えます。
「こんな部屋で暮らしているから、頭がおかしくなって妙なまねをするんだ。清潔にしろ、清潔に」
私はぶちぶち文句を言いながら、タナカを促してパソコンを起動させ、画像ファイルを開かせました。

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