WR 1/17(水) 19:07:54 No.20070117190754
「が、我慢できますわ。ひどいことをおっしゃらないで」
妻は涙で潤んだ目で私を恨めしそうににらみます。
「そうかな? 村瀬の若いチンポを毎日のようにハメ狂っていた香澄が、半年間も禁欲するのはきついだろう?」
「毎日なんかしていません」
「まあ、そうむきになるな」
私がおかしそうに笑うと、妻はさらに眉を吊り上げ、私をにらみます。
「そんな香澄のためにこんなものを注文してやったんだ」
私は箱の中から通信販売で購入したあるものを取り出し、妻の目の前に突きつけました。
「きゃっ!」
妻の目が驚愕に見開かれます。私が購入したのは黒光りした巨大なバイブです。先端は三叉になっており、クリトリスとアヌスを責めるためのアタッチメントがつけられるようになっていますが、今はもちろんそれはついておらず人間のペニスを形状はそっくりのまま大きくしたような状態です。
「村瀬に可愛がられるまでこれが村瀬の代わりだ」
「そ、そんな……大きすぎますわ」
妻が思わず発した言葉に私は噴き出します。
「なんだ、大きくなければ玩具のチンポでも良いということか?」
「そ、そういう訳では……」
妻は首を振りますが、そのバイブの迫力に思わず見入っているのがおかしく感じます。
「村瀬のものとどちらが大きい?」
妻はまた恨めしげな目をちらりと私に向けます。
「どうなんだ、答えろ」
「こんな大きなものは普通の人は持っていないと思います……」
「どういう意味だ? 香澄は俺のものと村瀬のもの以外のチンポを何本も知っているのか」
「そんなことは……」
「それなら普通の大きさなんてわからないだろう……」
そんな風に追求すると、妻は恥らうように顔を伏せます。
「女性週刊誌なんかに書いてあって……」
「ふん、香澄もそんな記事を読むのか?」
妻は消え入りそうな風情で頷きます。
「香澄はそんな俗っぽいことには興味がないと思っていた。意外だな。長く夫婦をやっているつもりだが、わからないことはあるもんだ」
私がそう言うと妻はちらと私のほうを見ます。
「なんだ? 何か言いたいことがあるのか」
「それは私も同じです」
「どういう意味だ?」
「これまであなたが……こんなに嫌らしいことが好きだとは思っていませんでした」
「ふん……」
私は皮肉を言われたのかと妻の表情を窺いますが、特に強い嫌悪感めいたものは浮かんでいません。
「とにかくこれから半年、香澄のマンコに入るのはこのバイブだけだ。半年の付き合いになるのだから、親しみがわくようにバイブに名前をつけてやろう」
「馬鹿なことはやめてください……といっても無駄なんですね。好きなようにして」
妻は拗ねたように顔を逸らせます。
「そうだな……シンイチってのはどうだ。うん、なかなかいい名だ。これからこのバイブの名前はシンイチだ」
「悪趣味ですわ……」
妻が恨めしそうに私を睨みつけます。
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