WR 1/17(水) 19:12:10 No.20070117191210
「も、もう……じ、じらさないでっ」
「バイブでもいいのか」
妻はガクガクと頷きます。私は再びバイブで妻の秘奥の入り口をくすぐります。
「折角さっきバイブに名前をつけてやったんだ。『香澄のマンコにシンイチさんをください』と言ってみろ」
「そんなっ……」
妻は苦しげに顔をしかめます。
「言えなければいつまでもこのままだ。気が狂っても知らないぞ」
「あ、ああーっ!」
妻はぐっと身体を弓なりにそらすと「香澄のマンコにシンイチさんをくださいっ!」と叫ぶように言いました。
「よしっ!」
私は黒光りしたバイブで妻を深々と貫きます。巨大なバイブをくわえ込んだ妻のその部分は生き物のようにたちまちキューンと収縮し、妻は「い、いきますっ!」と絶叫します。私は急いでパジャマのズボンとパンツを同時に下ろすと、猛り立ったものをしごき、妻の白い腹の上に射精しました。
それから私はバイブを使ってもう一度妻をイカせると、熱い蒸しタオルで妻の汚れた腹部を拭い、縄を解きました。しばらく妻は無言のままで手首の縄の痕をさすっていましたが、やがて寝室を出ると浴室に行きました。
シャワーを浴びて来た妻は私に背を向けてベッドに入りました。ちらと様子を窺うと、妻の肩が小刻みに震えています。私の思うままに嬲られたことが口惜しくて泣いているのかも知れません。
私は私で、妻との行為の際に感じた不思議な興奮の原因は何なのかを考えていました。25年もの間夫婦として過ごした妻に対して、改めてこのような昂ぶった気持ちを感じることが私には意外でした。
村瀬によって妻を寝取られたことを確認する被虐的な感覚、私を裏切った妻へ復讐しているという嗜虐的な感覚、そしてすでに村瀬のものとなった妻を逆に寝取っているような倒錯した感覚――それらが重なり、錯綜することによって大きな興奮と快感が得られたのでしょうか。
(まだだ、こんなものは序の口だ)
半年後には妻は村瀬のものになっているかも知れない。それなら私は、この奇妙な快感をとことんまで味わい尽くしてやるという気分になっていました。
次の朝、妻はいつものように私に朝食を用意します。私はいつものように吐き気を催すことを覚悟して妻の作ったものを口にしました。
(おや?)
妻の不倫を知ってからずっと知覚していた嫌悪感がなぜか湧いて来ません。妻が焼いた目玉焼きも、トーストも、違和感なく喉を通って行きます。私は思わず妻の方を見ました。
私と目があった妻は、怒ったような表情をして顔を逸らしました。おそらく妻の心の中は村瀬を裏切ってしまったのではないかという自己嫌悪の思いで一杯なのでしょう。私に対して最後の一線を守り通したというのが妻の唯一の心の支えになっているのではないでしょうか。
私はなぜかひどくおかしくなって必死で笑いをこらえます。私は当面は妻の矜持となっているものを奪うつもりはありません。私の戦い、妻と村瀬に対する復讐戦は始まったばかりなのです。
また、村瀬と話をした中で、彼の弱点らしきものがいくつか浮かび上がって来ました。そこをつけばこの勝負の逆転は可能かも知れません。しかしこれも焦りは禁物です。
妻はフルートの個人レッスンはやめましたが、スクールの講師は続けているようです。村瀬と会っているのではないかという懸念はありましたが、私は少なくとも妻の方から今すぐ約束を破ることはないと考え、しばらく放置することにしました。あれだけ念を押し、書面にまでさせた約束をこんなに早く破るようなら村瀬もそれまでの男です。また、そんな村瀬を許すような妻なら私も未練はありません。
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