WR 1/20(土) 16:47:20 No.20070120164720
「それじゃあしょうがないな。先週の土曜の夜、香澄がイク寸前に俺のものをくれといったのを録音したファイルを代わりに送ってやろう」
「え、あの時、録音していたのですかっ!」
「ああ、何かに使えるかと思って、念のためな。奴のノイローゼが悪化しなければ良いんだが」
もちろん嘘です。録音などしていません。
「そ、そんなっ。やめてくださいっ」
「それじゃあおとなしく録音させるか」
「ああ……」
妻は万事窮すという感じで首をうなだれさせていましたが、やがて顔を上げ、私の書いた文章を読み直します。
「……文の途中に括弧書きで(ため息)とか(喘ぎ)とか入っているのは何ですか?」
「そこで香澄が『うふーん』とか『ああっ』とか色っぽい声を出すんだ」
「……馬鹿馬鹿しい。そんなこと出来るわけありませんわ」
「出来るかどうかはやってみないとわからないだろう。ポルノ専門の声優やAV女優なら簡単にやれるぞ」
「私は声優でもAV女優でもありません。何もないのにそんな声は出せません」
妻はまた墓穴を掘ったようです。笑いを堪えるのが大変です。
「そうか、少し待っていろ」
私は寝室に行くと、白いボディスーツと同時に通信販売で購入したリモコン式のローターを持ってきます。これはいつ使おうかと悩んでいましたが、ちょうど良い機会が訪れたようです。
「良い声が出るようにこれを使ってやろう」
「そ、それは何ですか」
妻はローターを見たことがないようで、おびえた顔をします。私は手に持ったローターを妻の秘部に押し付けました。
「い、嫌っ。何をするのっ」
「じっとしていろ……お、少し湿っているじゃないか。これならスムーズに入るぞ」
私は妻の秘奥にリモコンローターを押し込むと、飛び出さないように粘着テープで固定しました。
「剥がすときに少し痛いかもしれないな。いっそ毛を剃ってしまうか……」
「ああ、ひどい……こんなの惨めです」
妻はあまりの屈辱にすすり泣いていましたが、私がリモコンローターのスイッチを入れると、「あっ」と小さく叫んで身体を震わせます。
「どうだ、気持ちいいか」
「良くありません……」
「やせ我慢をするな。身体の中でローターが震えるなんて男では味わえない感覚だ」
「がっ、我慢なんかしていません……ああっ!」
私はスイッチを「弱」から「中」に切り替えます。
「あまり強くするとよがり声ばかりになって、折角の声の便りが訳がわからなくなってしまうからな。これくらいにしておこう。助平な香澄は物足りないかもしれないが、勘弁しろ」
「ひ、ひどい……おおっ!」
妻は苦しげに身を捩じらせますが、私は構わず村瀬への手紙を印刷した紙を手に掲げました。
「さあ、まずは練習だ。一度通しで読んでみろ」
「は、はい……」
妻は改めてその紙に涙に濡れた目を向けました。
「し、真一さん。香澄です。約束を守って禁欲生活を過ごしていただいていることと思います。か、香澄も真一さんに抱かれたいのは山々ですが、半年の間は我慢してね。香澄からのお願いです。ああっ!」
妻は喘ぐような声を出すとなよなよと身悶えしました。
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