WR 1/28(日) 16:52:48 No.20070128165248
村瀬「とにかく香澄さんをこれ以上あの男に好きなようにさせたくないんだ。何とか断ってよ」
妻「でも、何でも言うことを聞くと約束をしたんだし……」
村瀬「何でも聞くといっても、限度があるよ」
妻「身体に傷をつけたり、人前で恥を欠かせないという約束は少なくとも主人は守っているわ。それと最後の一線は守るということも……」
村瀬「香澄さんにあんなことをさせるなんて、最後の一線を越えているのも同じだよ」
妻「そ、それはそうかも知れないけど……」
村瀬「このままあと5ヶ月以上も香澄さんをあの男の玩具にさせるなんて耐えられないんだ」
妻「真一さん、あまり私を困らせないで……約束の6ヶ月のうち、まだ一ヶ月もたっていないのよ。それなのに私たちはこうやって連絡を取り合っている。主人との約束を明らかに破っているのは私たちの方よ」
村瀬「香澄さんは僕のことを愛していないの?」
妻「またそんなことを言って……愛しているに決まっているじゃない」
村瀬「それなら、僕の苦しさはわかるよね」
妻「わかるわ……私も苦しいの。でも、主人はもっと苦しんでいると思うわ」
村瀬「あいつは苦しんでなんかいないよ。僕や香澄さんをいたぶって楽しんでいるんだ。ああ、僕はもう一日も香澄さんをあの男のところに置いていたくない。だから、お願いだよ」
妻「仕方がないわね……わかったわ。今度の土曜日は熱を出したということで断るわ」
やはり妻が土曜日に「微熱がある」と言ったのは仮病だったのです。
妻と村瀬のやり取りを見ていると、子供のように駄々をこねる村瀬を妻が宥めようとしていますが、結局は村瀬に押されて妻がズルズルと要求を呑んでいるという感じがします。もちろん妻の意志の弱さは責められるべきですが、村瀬は妻の母性愛のようなものを巧みに刺激しているようで、私にはそれが不快でした。
私は2人のログを読みつづけます。村瀬はだんだん妻に対する要求をエスカレートさせ、直接会いたいと迫るようになっていました。村瀬が妻を呼び出そうとしている日、それが彼の誕生日である11月12日、つまり今週の土曜日です。やはり妻がパスワードにしていた「1112」という数字が村瀬の誕生日だったのです。
妻「真一さん、もう限界だわ。この水曜は主人を拒むことが出来ないわ」
村瀬「もう一度だけ仮病を使ってよ」
妻「でも……それはさすがに……」
村瀬「それで土曜日に一度だけ会って欲しいんだ。そうしてくれたらこれからは耐えられるよ」
妻「そ、それは約束違反だわ」
村瀬「こうやって香澄さんがあの男のいうことを聞かない状態だってすでに約束違反だよ。お願いだから土曜日に僕と会ってよ。土曜日が何の日か香澄さんもわかっているだろう?」
妻「それは……もちろんわかっているわ。真一さんの誕生日を私が忘れるわけがないじゃないの」
村瀬「誕生日のプレゼントだと思って会ってよ。僕にとっては香澄さんを抱けるのが最高のプレゼントだよ」
妻「馬鹿ね……でも一度会ったらまたすぐに我慢できなくなるんじゃないの?」
村瀬「そんな……子供じゃないから大丈夫だよ」
妻「そうかしら、世話のかかる子供みたいだわ」
村瀬「馬鹿にしないでよ。香澄さんが出て気やすいように、いつものホテルを予約しておくね」
妻「言い出したら聞かないのね……わかったわ、その代わり絶対に今回だけよ」
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