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北原夏美 四十路 初裏無修正

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柴田 2/27(火) 05:29:35 No.20070227052935

妻には羽振りの良いところを見せていたが、やはり内状は苦しいようで、青山は細かく時間を指定して調査費用を値切ってきたと言う。
「離婚しよう」
妻が一瞬驚いた顔をしたところを見ると、自分にも疚しい事があったので強気に振る舞って自分を誤魔化していただけで、真剣に離婚までは考えていなかったようだ。
しかし自分から離婚を切り出していて、青山に抱かれていた証拠も押さえられた妻は、今更離婚したくないとは言えずに俯いてしまう。
「ご主人、待って下さい。奥様にきちんと説明してからでないと」
「いや。この期に及んでも一言も謝罪のない妻に対して、今は本当に離婚したいと思っている」
これは私の本心でもあった。
あの優しく素直だった妻が自分の非を認める事も無く、私に対して謝ろうともしない事で、今後も今のような愛情が持てるのかどうか疑問に思えてきていた。
子供達のためにも離婚だけは避けたいと思っているが、それは自分を偽っているだけで、本当は独占欲だけで離婚を躊躇っているのかも知れないと。
他の男に、妻を盗られたくない。
他の男に、これ以上妻の身体を使わせたくない。
離婚してしまって、他の男と妻が幸せそうに暮らすのが我慢出来ない。
裏を返せば、このような気持ちがまだ妻を愛している証拠なのかも知れないが。
二人が帰ると、私は妻を残して家を飛び出した。
妻はこのような女ではなかった。
このような妻を見ているのが辛かった。
そして私の足は、知らぬ内にあの小料理屋に向かっていた。
店は相変わらず繁盛していて、恵理は私に軽く会釈をしただけで、意識的に私には近付かない。
「お客さん、二度目ですよね?」
着物を着た艶っぽい女将にお酌をしてもらい、何もかも忘れてしまいたい私は限界を超えて飲んでしまって、酔い潰れてそのままカウンターで眠ってしまった。
その後二人の女性に支えられて奥の和室に連れて行かれ、布団に寝かされた迄は何となく覚えているが、その後の記憶は全く無い。
そして私は、性器が生温かいもので包まれる心地良い感触で起こされて、目の前にある女性器をぼんやり眺めながら記憶を辿っていた。
次第に記憶が戻ってくると小料理で眠ってしまった事を思い出し、そうだとすると私の上に裸で逆向きに覆い被さっているのは恵理に違いないと思い、彼女の鼻筋の通った整った可愛い顔と、初めて会った時に胸元から見えた白く軟らかそうな乳房を思い出してしまい、思わず目の前の性器に吸い付いてしまった。
「やっと目を覚ましてくれた?ここは随分前から目を覚ましていたけれど」
一旦口を離して振り返ってそう言うと、また口に含んでしまったのは恵理ではなくて女将の美穂だった。
一瞬不味いと思ったが、ただでさえセックスから遠ざかっていた私は、彼女のツボを得た舌の動きから逃げられない。
「ずっと舐めていたら、オチンチンが欲しくなっちゃった」
彼女は身体を起こすとこちらを向いて跨って、私のいきり立つ性器を中に収めると目を見詰めながら器用に腰を前後させる。
「どお?・・・・・気持ちいい?」
豊満な乳房の先にある大きな乳首。
器用に動く肉付きの良い腰。
腰の動きに合わせて見え隠れする、包皮から飛び出した薄いピンクの大きな淫核。
それを見ているだけでも、私は返事が出来無いほど興奮していた。
「私のオマンコ・どお?・・・・・私のオマンコ・・気持ちいい?」
次第に彼女の声は大きくなり、狂ったように腰を使いながら最後が近い事を告げていたが、不思議と私に終わる気配は無かった。
顔を見ると、アップに結われた髪が解れて汗で頬に張り付き、その先端が半開きの口の中に入っていて、私は今までに経験した事が無いほどの興奮を覚えていたが、まだ酔いが残っているからか、放出するまでには至らないのだ。
彼女は勝手に動いてその状態で二度続けて達したので、私は下から強く抱き締めて、何度も激しく突き上げてやったが、それでも私は終わらなかった。
「凄かったわ。こんなに凄いのは久し振り。いいえ、初めてかも知れない」
「まだですよ。今度は女将さんが下になってください」
「私はもう・・・・・私はもう駄目・・・・」
しかし私は許さなかった。
青山に対する怒りを、青山の女である彼女にぶつけていた。
「もう出して・・・・もう終わって」
「まだまだです」
私は普段、決して長く持ち堪えられる方では無いと思う。
今までにも酔った時に遅い事はあったが、これほどまでに射精感が起こらない事は初めてだ。
増してや熟した女将の容姿と、その女将をレイプしているかのような感覚に、凄い興奮を覚えているのに。
「だめ・だめ・・・もうだめ・・・出して・・お願いだから出して」
「まだまだ、これからです」
何回達したのか分からないほど彼女は乱れ、声は擦れてそれが更に色気を醸し出し、ようやく私にも最後が近付いてきた。
「出すから口を開けて。口の中に出してあげるから、早く口を開けて」
これで終わってもらえると思ったのか、彼女は必要以上に大きく口を開いた。
「凄かったわ。死ぬかと思った」
妻に対する罪悪感は無く、妻に対してもそうなので青山に対する罪悪感など全く無い。
それどころか青山の女をもっと無茶苦茶にしてやりたかったが、私にはそれだけの体力が残っていなかった。
「お客さんの名前をまだ聞いていなかったわ。こんな関係になってしまってから聞くなんて、順序がおかしいわね」
私の事について、彼女は恵理から何も聞かされていないようだ。
「ご主人に悪い事をしてしまったな」
私はわざと惚けた。
「離婚して今は独り身なの。ただ彼はいるけれど、別れようと思っているからいいの」
セックスとは不思議なもので、つい数時間前まではろくに話しもした事のなかった二人が、一度肌を合わせただけで親近感を持ってしまって、彼女は青山の事を話し始めた。
「彼は有る会社の社長で、このお店は彼に持たせてもらったの。その頃は羽振りも良かったけれど最近は苦しいみたいで、毎月のお手当てはいらないから、この店を私の名義にして欲しいとお願いしたら、苦しくても女には格好をつける人だから、あっさりと書き換えてくれたわ。だから彼とはこの辺が潮時かと」
彼女はしたたかだった。
青山との事が原因で離婚され、女独りで生きていくのだから仕方の無いことだが。
「また来てくれる?来てくれるわよね?」
彼女はスラックスの上から、私の性器を擦りながら言う。
「またしてくれる?の間違いじゃないのか」
「嫌な人・・・・そうよ。また抱いて欲しいの」
私は自棄になっていたので、こんな色っぽい女をまた抱きたいと思ったが、今回の私は異常だっただけで次は酒を飲んで挑んでも、今回のように、これほど彼女を満足させる事は出来ないだろう。
増してや正気で彼女を相手すれば、熟練の技で私など1分もあれば沈められて、彼女が今回のセックスに惹かれたのなら、次回は失望するに違いない。

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