投稿者:MM 投稿日:2004/03/27(Sat) 20:44
4月5日(土)
今週はこちらに来るはずの妻が、昼を過ぎても来ません。
昼過ぎに電話が有り。
「あなた、ごめんなさい。行こうと思って準備していたけど、急に気分が悪くなってしまって。
更年期障害かな?早い人はもう私の歳でも有るって聞くし。」
「そうか・・・・。それより、もう子供もいないのだし、美鈴もこちらで暮らさないか?離れて
暮らさなくてもいいだろ?」
妻が仕事を辞めれば、今は子供達にお金が掛かるので、経済的に苦しくなるのは分かっていまし
たが、なぜか無性に寂しくなった私がそう言うと。
「ごめんね。それは出来ないわ。今の仕事が好きだし、今辞めると会社に迷惑も掛けてしまう。
お願い、続けさせて。もう少しで、あなたも戻って来られるでしょ?」
その夜は7時に電話しましたが、妻は出ません。その後何回も電話しましたが、結局妻は出ず、
携帯も電源を切られていて繋がりません。どうやって証拠を掴むか考えながらベッドに横になり
ましたが、浮かんでくるのは、妻の白い裸体が他の男によって貫かれている姿です。妻が男に跨
り、腰を振っている姿です。
4月6日(日)
悔しさでとうとう眠れず、朝まで何回も電話し続けましたが、妻が電話に出たのは、もう朝の8
時を過ぎていました。
「何処かに行っていたのか?夕べ9時頃に電話したが出なかったな。携帯も切られていたし。」
7時から朝まで、何回も電話した事を隠して聞くと。
「・・・・・・・ごめんなさい。あなただったの?ちょうどトイレに入っていて、電話が鳴って
いるので急いで出たけれど間に合わなくて。携帯が切れている?充電不足で電池が切れているの
かな?見てみます。・・・・・・それより何か急用でも有ったのですか?」
「いや。急に美鈴の声が聞きたくなって・・・・・。」
「いい歳をして何を言っているの?変な人。」
あの誠実だった妻が、簡単に嘘を言える女になってしまった事へも、強い怒りを覚えました。
4月12日(土)
昼過ぎの新幹線で帰ってきました。夕食は久し振りに2人で外食して、帰りに車を止めて、キス
をしようとしましたが。
「ちょっと。こんな所でやめてよ。人に見られたらどうするの?私達そんなに若くないのに。」
家に帰って風呂に入り、妻を誘うと。
「あなた。本当にごめんなさい。あれが来ちゃったの。」
「いつもは22日前後のはずだろ。本当なのか?」
「ええ。やっぱり更年期かな?不規則になるって聞くし。本当にごめんね。」
私はキスだけでもと思い、強引に妻に抱き付いてキスをしようとすると、妻は私の顔を両手で押
して、キスを拒みました。
「ごめんね。その気になってしまうから。今度ね。」
「もういい。もう寝る。」
何故か妻は涙を流していました。妻は浮気相手を愛してしまい、私とはキスさえも嫌なのだろう
かと思うと、嫉妬、悔しさ、怒りで体が震えました。
4月13日(日)
今日は朝から同僚に会うと嘘を言い、電話帳で調べた興信所に行きました。1件目は、どうも胡
散臭そうだったので説明だけ聞いて保留にし、2件目に行くと、最初に行った所より感じが良く
料金も少し安いのですが、それでも結構な金額です。今週の月曜から日曜まで頼むつもりでした
が、余りに高額で、妻に内緒ではどうにもなりません。男と会う日が特定出来れば小額で済むと
言われ、結局、次の金曜日と土曜日の2日間だけお願いしました。勿論、日曜日までずれ込めば
延長してもらいます。
「さっき携帯に電話が掛かって、何か仕事上のトラブルが有ったようなので、来週は帰れない。
美鈴に来て欲しいが、違う支社に出向く事になるだろうから来ても会えないと思う。新幹線代も
勿体無いから来週は来なくていいぞ。電話を掛ける事も出来ないかも知れないから、何か有った
ら携帯に電話してくれ。」
そう言い残して、赴任先に帰りました。これで妻は自由に行動出来るはずです。
4月19日(土)
夜7時に、妻が男とラブホテルに入ったと、興信所から携帯に電話が有りました。やっと証拠を
掴める喜びと、本当に妻が浮気していたとゆう失望感が入り乱れ、急いで新幹線に飛び乗って家
に帰りましたが、当然、家は真っ暗で誰もいません。すぐにでもラブホテルに行って怒鳴り込み
たい心境でしたが、十分な証拠が取れないといけないので、我慢するように興信所から言われて
いて動けません。今頃妻は・・・・・・・と思うと悔しさで、眠れぬ夜を過ごしました。
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