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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/03/31(Wed) 17:10

5月21日(水)
あれから妻と言葉を交わす事はありませんでしたが、昼に野田から電話で、午後6時に来たいと
連絡があり、妻に。
「色々考えたが、離婚はしない事にした。」
「ありがとう。ごめんなさい。もうしません。」
「勘違いするな。お前を許した訳では無い。離婚してお前が幸せになる事が許せないだけだ。離
婚すれば大手を振ってあいつと楽しむつもりだろ?一生手元に置いて償わせてやる。一生苦しめ
て後悔させてやる。もう妻とは思わない。」
「それでもいいです。あなたが少しでも楽になれるなら、どの様な事をされてもいいです。あな
たが側にいる事を許してくれれば、私は側にいたいです。」
野田は時間通りに来て、部屋に通すとすぐに土下座して謝っています。
「どうするか考えて来たか?俺も考えたがお前から話せ。」
「もう二度と二人で会わない事と、仕事以外は連絡しない事を約束します。誓約書も書きます。
それと慰謝料として、前回お支払いしたのと合わせて百五十万お支払いします。これでどうかお
許しを頂きたいのですが。」
「25回したとして6万か。おい美鈴、お前を1回6万で買ってくれたぞ。」
「そういう意味では・・・・・・。すみません。」
「それはいいが、前回?あれは先生が、もう妻には会わないと言って払った分だ。誓約書もある。
何か勘違いをしていないか?まさか自分の不倫を人に身代わりさせる様な、汚い人間はいないだ
ろ?それとも、好きだと言いながら好きな人を放り出して、自分だけ助かろうとしたのか?」
「すみません。そのとおりです。卑怯な人間なのです。」
「まあいい。どちらにしてもそんな条件では納得出来ない。お前は何歳だ?それと奥さんの歳も
教えろ。」
「私は49歳で妻は40歳です。それよりどうすれば許して頂けるのでしょう。」
「俺の条件か?それは奥さんだ。お前は奥さんに浮気されて苦しんだ。でも妻を抱いて苦しみが
減った。そうだな?俺は今お前と同じ心境だ。とても苦しい。そうかと言って、お前の様に他人
の家庭を壊してまで楽になりたいとは思わない。また美鈴のように誰にでもすぐに股を開く女は
そうはいない。でも俺も浮気をして楽になりたい。意味が分かるだろ?金はいらない。百五十万
円分、お前の奥さんを買ってやる。ただ顔と身体を見るまでは、25回になるのか100回にな
るのかは決められない。今すぐにここに呼べ。それ以外の条件は飲めない。」
勿論、私にその様な気はありません。ただ、妻からまだ奥さんを愛していると聞いて、野田が嫌
がる事を言いたかっただけです。
「それだけは許して下さい。他の条件なら何でも聞きます。お願いします。」
「駄目だ。お前の奥さんも美鈴と一緒で、すぐに股を開くのだろ?自分だけ俺の妻を抱いておい

て、自分は嫌なのか?まあお前に同意を求めている訳ではない。俺はそう決めたのだ。お前がい
ない間に強姦してでもそうする。それと言い忘れたが妻とは離婚しない事にした。手元において
一生苦しめる事にした。いままで散々楽しんだから、今からの人生、楽しい事は何もさせない。
土日も夜も働いてもらう。その金で俺は楽しむつもりだ。野田、お前は顔が広そうだから、夜の
バイトを何か知らないか?最近はこいつの歳でも金になる所があるらしいじゃないか。もう俺以
外に抱かれたから、誰に何回抱かれようがいいと思っている。」
野田は涙を流しましたが、その位では気も晴れません。
「すみませんでした。許して下さい。妻の件も美鈴さんの事も許して下さい。美鈴さんにその様
な事をさせないで下さい。お願いします。お願いします。」
「駄目だな。俺はもう決めたと言っただろ?それに美鈴は了解している。どんな償いもすると言
っている。何でもするから、ここにいたいと言ったよな?」
妻は大きな声を出して泣き出しました。
「話は終わった。もう帰ってもいいぞ。帰らないのか?今から美鈴に掃除させる。一人前に服を
着ているのも気に入らない。美鈴、服を脱げ。裸で掃除しろ。まだ帰らないのならお前も見てい
け。美鈴、お前の好きな野田も見ていてくれるそうだ。早く脱げ。今から一生家の中では裸でい
ろ。」
野田は居た堪れないのか帰って行きました。私はベッドに寝転び、どうして心にも無い事が、次
から次に口から出るのか考えていたら、妻が入ってきて服を脱いで裸で掃除を始め。
「私はあなたの言うとおり何でもします。夜のお勤めにも行きます。ですから奥様の件は許して
あげて下さい。彼の奥様にそのような酷い事はしないで下さい。お願いします。」
夜9時に今からもう一度来たいと電話があり、途中まで来ていたのか10分ほどで来ました。
「美鈴。お茶を持って来い。」
妻は寝室から慌てて服を着て出てきたので。
「お前の言う事は嘘ばかりだな。俺の言う事は何でも聞くから、奥さんの件を許してくれと言っ
たばかりだろ?お前が裸で掃除を始めたので、そうしようかと思った俺が馬鹿だった。」
妻は彼と目を合わさないように、俯きながらお茶を持って来ました。
「どうして裸で来ない。こいつには縛られて色々されたくせに、まだ恥ずかしいのか?どうして
俺に逆らう?さっきの話は無かった事にする。」
こんな事を言っていては、妻の気持ちが更に離れて行く事は分かっていました。それでも、野田
の前では、特に虐めないと気が済みません。
「美鈴さんを虐めないで下さい。お願いします。今までの私は卑怯でした。私はどの様な償いで
もしますから、どうか美鈴さんを許してあげて下さい。お願いします。お願いします。」
「他人の家庭に口を出すな。お前が美鈴を庇う事自体気に入らない。それより何をしに来た?話
は終わったはずだ。」
「帰って妻に全て話しました。妻は自分の事があるので私を責めずに自分を責め、狂った様に泣
いていました。もう別れる事になるかも知れません。妻を抱かせる事は出来ませんが、他の条件
を言って頂ければ、出来る限りの事をさせて頂きます。慰謝料もご希望の額を言って下さい。そ
れでどうか許して下さい。美鈴さんもどうか許してあげて下さい。」
「それなら、美鈴には働いて貰わないといけないから、お前が会社を辞めろ。それと慰謝料1億。
毎日10万ずつ俺の赴任先まで持って来い。その度に1発ずつ殴らせろ。それで今回の事は許し
てやる。」
「そんな無茶な。慰謝料1億なんてとても無理です。それに会社を辞めると慰謝料も払えません。」
「さっき、他の事なら何でもするから言ってくれと言っただろ?だから言っただけだ。出来ない
なら初めから偉そうに言うな。」
「もう駄目です。裁判を起こして下さい。第三者に入って貰わないと私では・・・・・・・・。」
「何だ?逆切れか?謝りに来たと思っていたが、喧嘩を売りに来たのか?頭に来た。裁判なんか
しない。非合法な事でも何でもしてやる。俺の人生を無茶苦茶にされて、もう怖い物はない。警
察に捕まってもそれはそれでいい。徹底的にやってやる。それとお前が言った分、美鈴に返って
行く事が分からないか?おい美鈴、腹が減ったからコンビニで何か買って来てくれ。ただし下着
は着けるな。コンビニに着いたらスカートを上げてお兄ちゃんに“これで少し安くして”とお願
いしてみろ。」
自分でも歯止めが利かなくなっていて、言う事がどんどんエスカレートしてしまいます。無理難
題を言ってしまい、どこで決着を付ければいのか自分でも分からなくなっていました。
「すみません。興奮してしまって言い過ぎました。許して下さい。慰謝料も今の私には2百万が
限界です。それも分割をお願いしないと払えません。毎日は無理ですが毎月持って行きますので、
その時に殴って頂いて結構です。もう二度としない事を誓約書に書き、その後また私に出来る事
があれば、追加して書き直す事も約束します。どうかそれで許して下さい。美鈴さんにも酷い事
をしないで下さい。お願いします。」
妻の目にはどう映ったでしょう。理不尽な旦那と誠意ある恋人。私が怒れば怒るほど彼が良く見
えたと思います。私は冷静さを欠いて、酷い対応をしてしまいました。

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