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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/04/01(Thu) 06:23

5月22日(木)
目が覚めても妻と野田への怒りは変わりませんが、冷静さは取り戻し、昨日の事を考えていまし
た。妻の心を私だけに振り向かせたいのに、怒りに任せて心にも無い事を言ってしまい、逆に妻
の心を彼に向けてしまったのではないかと悔やみました。二人を引き離す事が出来ても、心を引
き離す事が出来なければ、私の心は満足しません。そうかと言って、妻に泣いて縋り付く事はプ
ライドが許さないのです。
寝室を出てキッチンへ行くと、妻は裸で朝食の支度をしていました。私に気付いて振り向き、朝
の挨拶をした寂しそうな目には涙が溜まっています。寝室で昨日の事を反省したはずなのに、妻
を見ると嫌味を言ってしまいました。
「どうした?寂しそうな目をして。あいつと今までの様に付き合えないのが、そんなに寂しい
か?あいつを忘れる事が出来なくて苦しいのか?」
「朝から泣いていて、ごめんなさい。ずっとあなたの事を考えていました。あなたと付き合い出
してから、今までの事を思い出していました。結婚出来た時は本当に嬉しかった。あなたがいれ
ば、他には何もいらないと思いました。私はどうしてこんな女に成ってしまったのだろうと考え
ていました。あなたは短気な所もあったけど、優しい人だった。いいえ、今も優しい人です。そ
れを私が・・・・・・。彼の助けに成りたいと思って、あなたに対してこのような酷い事をして
しまい、傷付けてしまい、どう償えばいいのか分かりません。あなたが望む事は何でもするつも
りです。彼の事はまだ忘れられません。またあなたに怒られるけど正直な気持ちです。でも、あ
なたを失ってまで、彼と続ける気はありません。裏切っておいて信じて頂けないでしょうが、あ
なたの方が大事です。あなたを愛しています。彼の事は忘れるように努力します。必ず忘れます。
自分でもこんな考えは許されないと分かっています。逆の立場だったら、私は耐えられないと分
かっています。でも、もうあなたに嘘はつきたく無いから、今はそういう言い方しか出来ません。
ごめんなさい。ごめんなさい。」
「正直に話しているのは分かる。でもな、お前の正直な気持ちが、努力しなければ忘れられない
という事が我慢出来ない。俺は今まで美鈴だけを見てきた。美鈴も当然そうだと思っていた。し
かし美鈴は他の男も見ていた。人の心までは縛れない。美鈴の心まではどうする事も俺には出来
ない。それでも我慢出来ないんだ。それともう1つ。下品な話だが、美鈴のあそこは俺だけの物
だった。そこに他の男が入った。美鈴の絶頂を迎える時の顔や声は、俺にしか見せないはずだっ
た。それをあの男にも見られた。女のお前に理解出来るかは分からんが、その事もどうしようも
無く辛い。ただの独占欲かも知れないが、気が狂いそうなほど辛い。お前に分からなくても、あ
の男はその辛さを知っているはずだ。知っていながら自分の事しか考えずに俺を傷つけた。俺に
あと少しの勇気があれば、今の生活を捨てられる勇気があれば、包丁で刺していただろう。プラ
ットホームで俺の前に立っていたら、電車が来る寸前に背中を押すと思う。お前に俺の気持ちが
分かるか?」
「ごめんなさい。ごめんなさい。そんなに苦しめてごめんなさい。取り返しの付かない事をして
しまいました。許して下さい。あなたが言ったように、もう一生楽しい事が無くてもいい。許し
て下さい。お願い。お願いします。」
「お前があの男を忘れられないのと同じで、何を言われても、何回謝られても今は許せない。許
せる時が来るのかどうかも分からない。1つ言える事は、あの男だけは一生許さん。許す気もな
い。これから一生復讐を考えながら生きて行くと思う。きっと復讐の機会を伺いながら生きて行
くだろう。野田が先生に罪を被せたのも、復讐の1つだと思う。もしもの時の為に復讐と保身の
一石二鳥を早くから考えていたに違いない。あの男が今も先生を許せないのと同じで、俺もこれ
からずっと復讐を考えながら生きて行く。俺だってそんな人生は送りたくない。そんな人生は嫌
だ。でも誰がそうさせた?誰が悪い?俺か?俺がお前達の関係を認めて、笑っていれば良かった
のか?俺だってこんな人生・・・・・・・・・・・・・・もういい、服を着ろ。」
「あなたのこれからの人生を駄目にしてしまった。こんなにも苦しめてしまった。私はどうした
らいいの?どうしたらあなたの心を楽に出来るの?一生復讐を考えて生きるなんて、そんなあな
たにしてしまった私は、どうやって生きていけばいいの?ごめんなさい。許して下さい。忘れま
す。彼の事は忘れます。あなただけを見て生きて行きます。だから許して。許して。」
「簡単に忘れると言うが、それならどうしてもっと早く忘れなかった?忘れようとしても忘れら
れなかったのだろ?今はそう言うだけで、簡単に忘れる事は出来無いだろ?それと同じだ。俺に
どの様な復讐が出来るのかも分からん。ただ、今の俺の正直な気持ちだ。」
寝室に戻り、今後の事をずっと考えていました。その時携帯が鳴り、見ると私の会社からでした。
「ここ何年か一度も有給を取っていなかったので、日曜まで休みを貰っていたが、明日どうして
も出社して欲しいと頼まれたから、俺は今夜の新幹線で戻る。美鈴も仕事を辞めさせて連れて行
くつもりだったが、ここに残って会社に行け。情けない話だが、子供を2人共私大に入れてアパ
ート暮らしをさせる事が出来たのも、お前の収入もあったからだ。今の会社を辞めて違う仕事を
探しても、今の収入は無理だろう。でも、それだけでは無い。一緒に暮らしても俺はお前を24
時間監視する事は出来ないから、会おうと思えば会える。結局お前の気持ちが変わらなければ同
じだ。身体の関係は勿論だが、心の繋がりが無くならなければ同じだ。昔の歌にもあったが逢え
なくなって尚更募る恋心という事もある。毎日仕事で顔を合わせて、それでも何の感情も無くな
れば本物だと思う。お前とあの男が毎日顔を合わせる事は正直辛い。しかし、自分でも甘いと思
うが、お前の気持ちが変わる事を信じようと思った。今の気持ちに切りを付ける為ならあいつと
2人で話をしてもいい。ただ甘い言葉や、身体の関係は許さん。そうは言っても隠れてホテルに
行く事は出来るがな。でも、もうこれ以上俺の人生を辛い物にしないでくれ。またそうなった時
は、今度は復讐だけの人生になってしまう。他には何も無くなってしまう。結局物理的に引き離
す事は出来ても、美鈴の気持ちが俺だけに無いと、この問題は俺の中で解決しない。悔しいが美
鈴の心まではどうにもならない。美鈴に任せるしかない。」
「もう二度と裏切りません。また信じてくれるあなたを裏切る事はしません。ごめんなさい。ご
めんなさい。必ずあなただけを見られる様になります。私も昔の様にあなただけを見ていたい。
ごめんなさい。ごめんなさい。」

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