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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/04/07(Wed) 20:36

7月10日(木)
今日は早く帰れたので自分で夕食を作っていると、野田から電話があり。
「一応美鈴さんに関した事は、報告させてもらおうと思って電話したのだが。昨夜は悪い事をし
てしまった。すまん。美鈴さんとも妻とも別れてから溜まっていてな。久し振りに美鈴さんでス
ッキリさせてもらったよ。彼女の身体は堪らんな。ご主人には悪い事をした。あれから美鈴さん
と身体の関係は持っていないのだろ?美鈴さんも寂しいんだ。」
それだけ言うと一方的に切ってしまいました。動揺した私はすぐに妻に電話して。
「昨日は何処に行っていた?何時に帰って来た?今、野田から電話があった。」
「えっ、課長から?いつもどおり会社を出て、近くのスーパーには寄りましたが、家に着いたの
はいつもより20分ほど遅かっただけです。課長が何か?」
「本当か?野田と一緒じゃ無かったか?あれからお前と、夫婦の関係を持っていない事も知って
いたぞ。」
「本当です。スーパーでお向かいの奥さんと会いました。奥さんに聞いてください。本当です。」
「それならいい。」
野田に掛け直し。
「どうして嘘をつく?妻は会社から真っ直ぐに帰った。」
「嘘?何か勘違いをしていないか?俺は昨夜、美鈴さんの身体を思い出して、久し振りに自分で
してしまった事を報告しただけだ。一度出したのにその後、美鈴さんと最後に行った旅館での事
を思い出したら、この歳で恥ずかしい話だが、またしてしまった。思い出して自分でするのも、
ご主人に悪い気がしたから電話させてもらっただけだ。すまなかったな。」
「でもお前は夫婦の関係が無い事も・・・・・・・。」
「ああ、あれか。別れた妻が浮気した時、俺達もそうだったから、持っていないだろ?と聞いた
だけだ。もしもそうなら美鈴さんも寂しいだろうと思ってな。余り放っておくと知らんぞ。美鈴
さんは昼の顔と違い、夜の方は激しい事をあんたが1番知っているだろ?一度一緒に、温泉にで
も行って来たらどうだ?普段行っていたラブホのああいう部屋もいいが、温泉旅館というのは、
いいぞ。和室に浴衣は色気があって堪らないぞ。下着を着けさせなかったので、浴衣の合わせ目
を絶えず気にしている姿がまた色っぽかった。」
「お前と言う奴は・・・・・・許さん・・・・。」
「黙っていては悪いと思ったから報告したのに、思い出して自分でしても罪になるのか?」
野田への怒りで、夕食の準備も途中で止めてしまい、ベッドに寝転んでいると、見てもいないの
に、旅館の部屋で妻が浴衣の紐で縛られ、野田に大事な所を舐められている姿や、我慢出来なく
なった妻が、野田の物を頬張る姿が浮かび、妻への怒りも覚えました。我慢出来なくなり、妻に
電話すると。
「先ほど・・・・課長から電話があって・・・・・・あなたの事を・・・・・・。」
「野田は何て言った?はっきり話せ。」
「はい・・言い難いのですが・・・・また思い出させて悪いと思いながらも、最近連絡もしてい
なかったので、謝罪しようと思って電話したら、一方的に有りもしない私との事を疑い、喚き散
らすので、心配になったと・・・・・・。これも全て自分のせいだから、どうか一度あなたを、
カウンセリングに連れて行って欲しいと言い、掛かった治療費は、全額請求してくれと言われま
した。」
妻には、野田からの電話の内容を全て話しましたが、どちらを信用するのか聞くと。
「勿論あなたを信用します。でも、課長はどうしたのでしょう。その様な事を言う人でも、その
様な酷い嘘をつく人でも無いのですが・・・・・。」
「酷い嘘をつく人では無い?お前と一緒に俺や別れた奥さんに、半年もこれ以上酷いのは無いと
いう嘘をついていたのにか?あいつの事をそう思っていると言う事は、お前も俺についていた嘘
を、大した嘘では無いと思っているのだな?反省も嘘だったという訳か。」
「いいえ、ごめんなさい。私達は酷い嘘をついていました。半年も裏切っていました。ごめんな
さい。私が間違っていました。ごめんなさい。」
私を信用すると言いながら完全には信用しないで、野田を庇うような言い方に怒りを感じました。
「野田にはもう気が無いと言いながら、結局はそう言う事か。あいつとお前はお似合いかも知れ
ない。嘘で固めて裏切り続けていた者同士は信じ合えるのだな。俺が嘘をついたか?今までにお
前を傷付ける嘘をついた事があったか?あいつはどうだ?お前はどうだ?もう俺達は駄目かも知
れない。明日は、今度の休みはもう来なくていい。一度じっくりと今後の事を考えたい。お前も
久し振りにあいつと会えばいい。俺の所に来ても、いつも不機嫌そうな顔をして。本当は休みぐ
らい、あいつと楽しく過ごしたいと思っていたのだろ?それとも平日の昼間、時間を作って楽し
んでいるのか?俺と目を合わさないから、やましい事が有るのでは無いかと思っていたが、そう
なのか?これ以上慰謝料を取られないように、土日だけは我慢しろと野田に言われていたのか?」
「あなた、ごめんなさい。その様な事はしていません。本当です。信じてください。私が間違っ
ていました。許して下さい。私が間違っていました。ごめんなさい。」
私は言ってしまってから、シマッタと思いましたが、言い過ぎたという言葉が出ません。頭に来
て思ってもいない事を言ってしまったという言葉が言えません。こちらに来て欲しいのに、今言
った言葉を取り消す事が出来ませんでした。

7月11日(金)
来るなと言っておきながら、それでも来てくれるのでは無いかと、淡い期待を持っていましたが、
やはり妻は来ませんでした。来ないと今度は、来るなと言われても反省していれば来たはずだと、
怒れてきます。仮に来ていたら、来るなと言ったのにどうして来たと、やはり怒っていたと思い
ます。野田の嫌がらせについて、あの時はただの嫌がらせだと思っていましたが、よく考えてみ
ると、私と妻を揉めさせる為に、電話して来たのだと気付きました。妻の不倫が発覚し、少し落
ち着いた頃から、妻と野田は会うと何を話し、どの様なセックスをしていたのか詳しく知りたく
なりました。また、単身赴任前は子供を気にして、妻とラブホテルへ行った事もありましたが、
SMの部屋は行った事が無く、その様な行為もした事が無いので、インターネットで調べて知識
を得ましたが、実際妻が何をされたのか詳しく知りたかったです。ましてや、隠れてホテルに行
く不倫カップルとは違い、温泉に2人で行った時は夫婦の様に堂々と振舞っていたはずです。そ
の時どのような事をし、どの様なセックスをしたのかは1番知りたかったです。しかし、詳しく
聞けば私自身耐えられるのか自信が無く、また、精神的に裏切られた事よりその様な事を気にす
る、野田より小さい男と思われるのが嫌で聞けませんでした。野田は自分も浮気された時、その
事が気になり、詳しく知りたかったのだと思います。だから私の気持ちが分かり、私の気持ちを
揺さぶって妻との仲を切り裂こうとしたに違いありません。現に私はその作戦にまんまとはまっ
てしまいました。忘れようとしていた事を言われ、作戦だと分かってもやはり気になり、眠れま
せん。見ても聞いてもいないのに、インターネットで見た婦人科の分娩台のような物に、大きく
足を開いた格好に固定され、バイブを使われて狂ったようにお願いしている姿や、温泉の家族風
呂に入り、湯船に腰掛けた野田の物を頬張り、部屋へ戻ると要求通りに、どの様な恥ずかしい格
好も受け入れてしまう姿が浮かびます。実際分からない為に想像が膨らみ、自分で自分を苦しめ
てしまいます。

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