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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/04/10(Sat) 11:31

7月18日(金)
仕事が長引き、家に着いたのは可也遅い時間でしたが、妻はいつもどおり起きて待っていました。
私は着いてから一言も話さず、お風呂に入りに行こうとした時、妻が。
「あなた・・・・・ごめんなさい。明日・・・・急に・・・私が葬儀に行く事に・・・・・・・。」
「やはりそうか。本当は前から言われていたのと違うのか?誰と行く?あいつか?」
「はい・・・課長と・・・・。でも本当に今日言われたのです。もう一人の人が急に都合が悪く
なったから、先方と面識の有る私に行って欲しいと部長から言われました。」
「上手い事を言うな。今回俺が帰る事にしたが、本当ならお前が来る事になっていた。だから俺
には違う理由を言って、俺の所へは来ないつもりだったのだろ?最初からあいつと2人で行くつ
もりだったんだろ?また俺を騙していたと言う訳か。」
「本当です。この間は知らなかったし、課長に電話したら私とでは無いと言われました。本当で
す。信じて下さい。」
私は何が本当なのか、分からなくなってしまいました。
「信じろと言われても、その様な偶然があるのか?仮にお前の話が本当だとしても、どうして断
らなかった?あいつと2人で行きたかったのか?俺が嫌な事は知っているだろ?」
「部長から先に、明日は何か大事な予定でもあるのか?と聞かれ、特に無いと言ってしまいまし
た。その後葬儀に行ってくれと頼まれて、断れませんでした。」
「そうか。お前は俺が帰ってきて、一緒にいるのが大事な事だとは思っていないんだ。昔ならい
いが、お前が俺を裏切り、未だに俺を苦しめている今、一緒にいる事が大事だとは思わないのか?
本当は俺といると息が詰まるのか?別れたいならそう言え。子供達に知られたくないし、今の生
活は捨てたくないが、好きなのは野田ですと言え。明日は2人で楽しんでこい。明日行けば俺達
は終わりだ。その覚悟で行って来い。」
「ごめんなさい。行きません。私は今の仕事が好きです。あなたとの関係をどうしたら良いのか
分からず、どうやって償えば、少しでもあなたが楽になれるのか分からずに、悩んでいました。
その事から逃げられるのは仕事をしている時だけでした。少しでも仕事で不利になる事はしたく
なかった。私が悪いのに勝手だと分かっています。あなたはもっと悩んでいるのも分かっていま
す。ごめんなさい。言い訳になりますが、明日は別々に行くつもりでした。課長は車で迎えに来
ると言いましたが断りました。本当です。」
「だから?別々に行ってもどこかで落ち合えばいい事だ。本当に葬儀が有るのかも疑わしいな。
何を言われても駄目だ。第一俺はお前の事を全く信用していない。信用出来ない事をしたからな。
明日行っても良いが、帰りに離婚届を貰って来てくれ。風呂はやめた。もう寝る。」
妻を虐める為に酷く言いましたが、信用出来ない思いは本心でした。お互いにこれだけ信用出来
なければ、もう夫婦としては終わっているのかも知れません。

7月19日(土)
朝早く起きて居間へ行くと、妻は電話を掛けようとしていました。
「どこに電話する?俺が寝ている間に、あいつと口裏合わせをしようと思ったのか?」
「違います。今日の事を断ろうと思って・・・・・・・・。」
私は昨夜あの後考えていた事が有り、今日の事を断らずに、迎えに来てもらうように電話しろと
言いました。また野田と何かあると思った妻は躊躇していましたが、強引にそう電話させてから。
「どうだった?あいつは喜んでいただろ?」
「・・・・・はい・・・・・・どうして?私は課長と行くのですか?」
「行きたいのか?ところが違う。あいつは俺が帰ってきているのは知らないだろ?あいつが来た
ら、俺は隣の部屋に隠れて聞いているから、俺の言うとおりにしろ。」
出来ないと泣きなりながら断る妻を、離婚で脅し無理やり承諾させました。
10時にチャイムが鳴り、妻が上がるように勧めると。
「おい、美鈴・・・いや、美鈴さん。着替えてないのか?向こうで食事をしようと思っていたの
で、時間に余裕はあるが早く着替えてくれ。どうした?」
「課長は私と行く事になるのを、前から知っていたのですか?課長が部長に頼んだのですか?」
「いや違う。一緒に行くはずの奴が、急に親戚で不幸が出来たから、美鈴さんにお願いする事に
昨日決まった。本当だ。ただ部長に、美鈴さんにして欲しいと進言したのは私だ。でもこれは仕
事上の事だ。他に意図は無い。先方に面識のある美鈴さんが適任だと思った。それより、2人で
いる時は課長はやめてくれ。他人行儀じゃないか。」
妻の言っていた事は本当でした。野田は何らかの方法でもう一人を行かせずに、妻と行く事を最
初から考えていたのだと思います。
その後、妻はなかなか私の指示した通りにせず、沈黙が続いています。
「どうした?悲しそうな顔をして。早く行こう。」
「・・・・・・課長・・・・・私・・・・・あれから寂しくて・・・・・今日課長と・・・・以
前のように・・・・・・・また課長にして欲しくて・・・・・・主人には・・・私さえ黙ってい
れば・・・・・・分からないから・・・・・・・。」
妻には最初紳士的に対応していましたが、結局本音が出て。
「そうか。私も一緒の気持ちだ。しかし誓約書に書いた事は守りたい。美鈴が離婚すれば、すぐ
にでも迎えに来る。でも今は駄目だ。・・・・・・・・そうか。美鈴に恥を掻かせてはいけないな。
よし、私も腹をくくった。今は時間が無いから、葬儀が終わってからにしよう。その方がゆっく
りと出来る。そうと決まれば早く着替えろ。葬儀も最初だけ顔を出して、途中で失礼しよう。今
まで寂しかった分、美鈴が嫌と言うほど可愛がってあげるから、早く仕度をしろ。」
その時私が妻達のいる部屋に入って行くと、野田は驚きの表情を浮かべました。
「おい、人の家に来て、美鈴が嫌と言うほど可愛がってあげるからとはどういう事だ?美鈴を可
愛がるのも仕事か?何が誓約書に書いた事は守りたいだ。ずっと美鈴としたくてウズウズしてい
たのだろ?美鈴、俺がいるのにどういうつもりだ?本気で言ったのか?」
「・・・いいえ・・・・からかった・・・だけです。・・・こんなに・・・すぐに引っ掛かるとは
思いませんでした。・・・・・・盛りのついた・・・・犬みたい・・・・・。」
「そう言う事らしいから、もう帰れ。残念だったな。」
野田は妻がいる前では紳士を装っている為に、言い返しもせずに立ち尽くしていましたが。
「あのー。葬儀は・・・2人で出席しないと・・・・まずいので・・・・・・。」
「おい美鈴、どうする?まだ言いたい事が有るだろ?」
「・・・・・私は行きません。・・・・・お一人で・・・どうぞ。会社で顔を・・・・合わすのも
本当は・・・嫌だけど・・仕事だと思って我慢しています。・・・・・休みの日まで顔を・・・見
たくありません。」
「残念だろうが、1人で行って来い。顔を出して、途中で抜けられるぐらいだから、1人で充分
だろ?部長には、妻は途中で気分が悪くなって帰ったとか何とか、得意の嘘で誤魔化しておいて
くれ。それと、今の事は誓約書違反だが許してやる。妻がからかったみたいだからな。」
野田は1人出て行きました。妻は涙を浮かべて。
「もう会社には行けません。私辞めます。辞めさせて下さい。」
「どうしてだ?お前は会社に、あの男のご機嫌を取りに行っているのか?あいつと気まずくなっ
たとしても、仕事とは関係ない。あいつの顔を見なければいい。それとも、今まであいつの顔を
見に行っていたのか?今の仕事が好きだと言っていたが、本当はあいつと一緒に仕事するのが、
好きなのじゃないのか?」
「違います。仕事が好きでした。・・・分かりました。あなたの言う通りにします。ごめんなさい。」
まるで子供の仕返しの様な事をしてしまいました。これで妻は、益々私が正気では無いと思った
かも知れません。それでも、こんな幼稚な事でも、久し振りに野田の困った顔を見て、少し気が
晴れました。そんな私は本当に気がおかしく成っているようです。

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