投稿者:MM 投稿日:2004/04/14(Wed) 00:51
8月30日(土)
昨夜家に帰ってきて、朝、妻達が行った時と同じ様な時刻に出発しました。車の中で何を話した
のか、何処に寄ったのか、その時は腕を組んだのか、あるいは肩を抱かれて歩いたのかなど、詳
しく聞きながら同じ事をしました。最初言い難そうにしていた妻も決心を固めたのか、自分から
話したり、行動で示したりしてくれる様になりましたが、温泉街が近付くに連れて話さなくなっ
たので、そのまま旅館に行き、駐車場に入ったのはまだ午後3時でした。この温泉街には大きな
旅館がいくつも有るのに、私達の旅館は中心から少し離れた所に有る、小さな寂れた旅館でした。
部屋数も少なそうで、まだ時間が早い事も有るのでしょうが、私達の他には、お客のか従業員の
か分からない車が1台止まっているだけです。
「あの男はどうしてここを?」
「急に決まったので、ここならいつも空いているらしくて・・・・・。それとここには小さな混
浴の露天風呂が有って、少しお金を出せば、家族風呂のように貸し切りに出来ると言って・・・・・・。」
なかなか足が進まない妻の背中を押しながら玄関を入り、フロントらしき所でチェックインを済
ませましたが、妻はずっと下を向いていて顔を上げません。その内に私よりも年上らしい、やけ
に化粧の濃い仲居さんが、鞄を持ってくれようとしました。その時仲居さんは妻の顔を見て、少
し驚いた表情をしました。部屋に案内されてお茶を入れてくれたのですが、その間も時々妻の顔
を上目使いに見るだけで、何も話さないので何か有るとおもった私は、不倫カップルを装い。
「お姉さん、彼女の顔に見覚えがあるの?」
「・・・・いいえ・・・・初めてです・・・・・・。」
「知っているのでしょ?5月に旦那と来て、同じ部屋に泊まったはずなのだが?彼女の事は気に
しなくてもいい。変な趣味だと思うだろうが、彼女の旦那も、今日ここに泊まる事は知っている。」
心付けを渡しながら言うと、仲居さんはホットした表情になり。
「そう言う事ですか。お連れの方が違うので、どちらが旦那様か分からなくて、何と言っていい
のか分からないからドキドキしました。そうですか。」
「でも、どうして覚えているの?何か印象に残る事でもあったの?」
俯いて顔を上げない妻を見て、言い難そうにしていましたが、私が耳元で。
「俺達は少し変わっていて、旦那と来た時と同じ事をする為に、部屋も同じ所にしてもらった。
彼女も旦那と同じ事を、他の男にされると燃えるらしい。今も嫌なのではなくて、もう興奮して
いるのだと思う。どういう様子だったか教えて欲しい。その方が彼女も・・・・・・・・。」
仲居さんは嫌らしい顔付きになり。
「あの時も私が受け持ちでした。と言っても、仲居は私の他にもう1人いるだけですが。到着な
さって1時間ぐらいした頃、夕食の時間を聞き忘れていて怒られたので、慌てて聞きにきたら、
部屋の外で聞こえるぐらい、奥様のあの声がしていたので内線で聞く事にして、30分程してか
ら電話しました。電話に出られないので、悪いと思いながらももう一度部屋まで行き、ノックす
ると入る様に言われましたが、まだ奥さんの声がしていたので迷っていると、また旦那様が入れ
と言うので仕方なく入りました。決して見ようと思って入ったのでは有りません。早く夕食の時
間を聞いてこないと、板前さんにも怒られるし・・・・・・・・。」
「何を見たの?」
「・・・・・・・・・・・。」
「詳しく教えてよ。その方が燃えるから。」
私がまた少しのお金を渡しながら耳打ちすると。
「入り口に背を向けて、旦那様が後ろからしている最中で、奥様は私が入って来たのも気付かず
に、凄い声を上げていました。私が夕食の予定を聞いても知らん顔なので、もう一度大きな声で
聞くと、やっと奥様は私に気付いて、狂った様に嫌がって離れ様としました。でも旦那様は止め
るどころか、奥様の腰を掴んで動きを早くしたので、奥様は私がいるのに・・・・・・・・・。」
私は唖然としましたが、気を取り直し。
「混浴の露天風呂を借りた時はどうでした?」
「その事も知っていらっしゃるんだ。夕食が終わってすぐの時間を借りられたので、その頃私は
夕食の後片付けに追われていてよくは・・・・・・・・ここは小さいから、何でもしないといけ
ないから・・・・。ただ貸しきりは少しですがお金を頂くので、普通借りられるのは1時間が多
いです。あの時は2時間も借りられたので、何かしていたのではないかと・・・・・ねえ奥様?」
妻は俯いたまま顔を上げません。仲居のおばさんはその気になって、色々話し出しました。
「それと、私は帰っていて聞いた話ですが、隣の部屋には若いご夫婦が泊まってみえて、隣に聞
こえるほど声が大きいので、最初はそれを聞きながら興奮していたらしいです。しかし、延々と
夜中になっても終わらないので、眠れないと苦情が来て、今日もそうですが、他の部屋が空いて
いたので、そこに代わってもらったそうです。今日は隣の部屋は空いているので、心置きなく楽
しんで下さい。この前と同じ様に、露天風呂を貸し切りにします?2時間で1000円です。」
仲居さんがいなくなってから、本当ならセックスをしていたのでしょうが、ただでさえその気に
成れないのに、仲居さんの話を聞いて更にその気は無くなり。この後何をしたのか妻に聞くと。
「仲居さんがいなくなって、すぐにキスをされて押し倒され・・・・・・関係を持った後、別々
に温泉に入ってから、夕食の御馳走を頂きました。その時私もビールを少し飲みました。」
「いや、押し倒された後が聞きたいんだ。」
「普通の・・・・・・・・・。」
「普通とはどういうセックスがふつうなんだ?どうせバイブも使われただろ?それに仲居さんが
来ても止めずに、いや、見られる様にわざと呼んでおいて、それのどこが普通だ?」
「私は嫌だったけど・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・。」
しばらく寝転んで休憩し、その後温泉に浸かって戻ると夕食の準備が出来たところでした。先ほ
どの仲居さんが部屋を出て行く時に、私の気も知らず耳元で。
「どうしたの?何もしなかったの?彼女の旦那様に負けるわよ。」
そう言われて更に気が落ち込み、夏休み最後の休日でも、閑散としている訳が分かる様な料理を
食べてから露天風呂に行き、ここで何をしたのか妻から聞き出し、野田がさせた様に、お風呂の
中で立ち上がった私を、妻に口でさせましたが、その後の行為が出来る状態には成りません。2
時間借りていた露天風呂も、妻を残して1時間ほどで切り上げて部屋に戻り、冷蔵庫からビール
を出して飲んでいると、しばらくして戻って来た妻は化粧をしています。妻は予備の浴衣の紐を
出して来て、自分が着ている浴衣の紐も解き、目に涙を溜めながら私に渡すと浴衣を脱ぎました。
妻は下着を着けておらず、全裸で、すでに敷かれていた布団に横になり、目を閉じて泣いていま
す。それを見て、その後の行為を聞く気になれず、矢継ぎ早にビールを口に運ぶと、布団に入っ
て寝ました。
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