投稿者:MM 投稿日:2004/08/27(Fri) 22:55
5月15日(土)の3
彼の部屋を出ると、野田の所へ寄り。
「野田。今日は悪かった。時々発作の様に訳が分からなくなる。自分で何をしているのか、何が
したいのか分からなくなる。もう別れた方がいいのかも知れん。疲れた。」
それだけ言い残し、車で帰途に着きました。野田は、私の精神状態が不安定だと思ったはずです。
やはり真実が知りたくて、野田に何らかの行動を起こして欲しかったのです。
しかし、車を運転していて、どこかで妻を信用したい気持ちが有り、野田だけに行動を興させる
事ばかり考えている事に気付きました。それでは片手落ちで、妻が嘘をついている場合も考え、
妻が行動を起こせるチャンスも与えなければならないと思い、家に着くと。
「美鈴、今から濃い目の化粧をしろ。」
妻が素直に従って化粧をしている間に、2人の夜の為に買い揃えたセクシーな下着の中から、赤
い透けた物を選んで、妻に穿き代える様に言いました。
「1杯呑みたくなった。その格好でビールの用意をして、お酌してくれ。」
「あなた、許して下さい。許して下さい。」
「野田や見ず知らずの男の前では出来ても、俺の前では出来ないか。そうか。」
妻は目に涙を溜めながら、渋々従いました。
「ビールを呑みながら見ていてやるから、あの時と同じポーズをしてくれ。」
妻の目から涙がこぼれました。妻に色々な格好を要求している内に、酔いも手伝ってか、妻では
なくて、淫乱な娼婦でも見ている気分になってしまい、その後口でさせました。
シャワーを浴びてからベッドに寝転ぶと、妻が横に来て私の物を摩って来ます。
「泣いていたのに興奮したのか?」
「違います。・・・・・・・・寂しくて。」
「俺はもう出したから、する気にならん。脅されたにしろ、美鈴は俺の他に野田ともしていて、
ここのところ、俺よりも楽しんでいたから、もういいだろ?」
「ごめんなさい。でも、楽しんでなんかいません。」
「楽しんでいないのに、大きな声を上げて何回も達したのか?美鈴は器用だな。野田の部屋へ何
度も行ったが、隣の部屋の話し声や、物音は何も聞こえない。楽しんでもいないのに、余程大き
な声を出していたんだな。」
「・・・・・・ごめんなさい。」
「それよりも、生理の間は、手や口でさせられていたと言っていたが、土、日は朝から夜まで、
1日中させられていた訳では無いだろ?」
「・・・・・・はい。朝と昼過ぎと夜の3回させられました。」
「どんな格好でさせられた?」
「2日とも、朝、着くなり玄関で・・・・・昼はエプロンをしたままキッチンで・・・・・夜は
ベッドで、上だけ裸にされて・・・・・・・・。」
「他の時間は何をしていた?」
「掃除、洗濯、買い物、食事の用意と後片付け、それと喫茶店にも行きました。」
「それに下の世話までしていた。まるで夫婦じゃないか。買い物は何を?」
「スーパーで食材や、課長の下着なんかを・・・・。」
私の脳裏に、仲の良い夫婦の姿が浮かびました。
「買い物の時、まさか手は繋いでないだろうな?」
「・・・・・・・腕を組まされて・・・・。でも、1日中セックスの相手をさせられるよりは、
精神的に楽でした。」
どちらも嫌ですが、何故か私にはこの方が辛かったです。
「美鈴、警察に行こう。野田の犯罪を立証出来ないかも知れないが、このままで良いのか?悔し
く無いのか?子供達ももう大人だ。仮に知れても、きっと分かってくれる。美鈴の事を蔑んでも、
あいつらに限って、母親を捨てる様な事はしない。」
「あなた、許して。私には出来ません。私に有利な証拠なんて何も無い。例え何らかの罪に出来
ても、子供達に知られてしまう。今回あんな事をさせられていたと知られるだけでも、死ぬより
辛いのに、当然課長は、有利になる昨年の事も話してしまう。子供達はそれを知り、私を軽蔑し
て許してくれない。普通の不倫でも許してもらえないのに、あんな行為を、普通しないような行
為をしていたと知って、私を蔑み、きっと私から生まれた事を後悔する。もう一生会ってはくれ
ない。あなた、許して。ごめんなさい。ごめんなさい。・・・・・・・・子供達だけではなくて、
親戚、会社、近所の人にも知られてしまう。もう私のいる場所は無くなってしまう。生きていら
れなくなってしまう。」
妻の話を聞いていて、レイプされた女性のほとんどが、被害届けを出さないのと同じだと思いま
した。裁判で恥ずかしい事を、事細かに話さなければなりません。その上、配慮はしてくれても
何処からかみんなに知られてしまい、悪い事をしていないのに、世間の好奇の目に晒されます。
被害者が悪い事をしたかのように噂されます。ましてや妻の場合、野田との過去が有り、万が一
罪に問えても、誰が見ても、妻にも非が有るように見られて当然です。
「でも、全て事実だろ?お前のして来た事だろ?それで苦しんだ俺はどうなる?今も苦しんでい
る俺はどうなる?お前だけでは無い。俺だって世間から後ろ指を指される。妻を寝取られた、情
けない男だと噂される。お前と違い、俺は何もしていないのに、好奇の目で見られるのは同じだ。
このままで、俺を犯罪者にしたいのか?」
妻は泣いて謝るだけで、話になりません。
妻の言っている事も分かります。何より証拠が有りません。残っているのは妻がクシャクシャに
してしまった、妻が微笑んで足を開いている写真だけです。この写真は証拠になるどころか、逆
効果だと思いました。やはり、私が思ったように誰が見ても、昨年まで不倫していた人妻が、旦
那が単身赴任になってしまい、寂しくなって因りを戻した。ところが旦那にばれ、自分から男の
アパートに通っていたにも関わらず、自分可愛さに強姦されたと言い出した。と思う方が自然で
す。
これは、妻の話を信用した場合ですが、妻が自分から進んで会っていたか、それともまだ私に話
していない何らかの理由が会って、訴える事が出来ないので、そう言っている可能性も有り、考
えていた事を実行に移す事にしました。
「美鈴、明日から少しの間、距離を置かないか?俺の気が済むまで会わないでおこう。しばらく
帰って来ないから、お前も来るな。勿論電話もしない。1ヶ月ほど掛かるかも知れないが、1人
になって色々考えたい。」
「嫌です。お願い、許して。別れたく有りません。許してください。」
「別れる事を考えたいのでは無い。今後俺は何をすれば気が済むのか、1人で考えたいだけだ。
美鈴には悪いが、1度誰の事も気にしないで、自分が納得の行くように考えたいだけだ。」
「それにしても、1ヶ月も嫌です。お願いします。お願いします。」
「1ヶ月も身体が我慢出来ないか?野田の所へ行ってしまいそうか?」
「違います。その様な事は決して有りません。そんな事を言わないで。お願いします。もう、許
して下さい。お願いします。せめて電話ぐらいは・・・・お願いします。」
泣いて謝っていた妻も、私の意思が固いのを知り、どうにか承諾しました。
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