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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/08/30(Mon) 21:02

5月28日(金)の4
部屋に戻ると、妻は泣きながら震えていましたが、私の右手に包丁が握られている事に気付き、
私の所に走って来て。
「あなた、やめてー。止めて下さい。ごめんなさい。私・・・・・私・・・・・。ごめんなさい。
許して下さい。」
「そんなにこいつが大事か?見るのが嫌なら隣の部屋に行っていろ。」
「違います。私があなたを犯罪者にしてしまう。ごめんなさい。ごめんなさい。」
「お前が謝るのは聞き飽きた。それに、もう犯罪者になっている。野田の顔を見てみろ。」
「これ以上は。これ以上は・・・・・・・・。」
妻を突き飛ばして野田の所に行きました。包丁を取りに行った時は、殺してやりたいと思いまし
たが、私には刺せません。刺せないどころか私の足も震えています。
本当に自分の弱さが嫌になります。暴力もそうです。自分が弱い人間だと分かっているから、逆
に強く見せようと、すぐに手が出てしまいます。喧嘩が強い弱いでは無く、人として弱いのです。
私には人を殺せないと何処かで分かっているのに、カッとしてこの様な行動に出てしまいます。
殺す事は無理だと分かると、今度は脅しに変わっていました。軽く蹴りながら仰向けに寝る様に
言うと、野田は首を捻って私を見て、手に包丁が握られている事に気付き、顔を両手で覆ったま
ま、素直に仰向けになって震えています。私は一度包丁を置いて、野田のズボンとパンツを剥ぎ
取りましたが、余程怖いのか、野田は何の抵抗もしません。野田の物は恐怖の為か、縮まってい
る様でしたが、私が包丁の背で軽く叩くと更に小さくなり、子供のそれの様になっています。
私はずっと、くだらない事が気に成っていました。見た事も無い野田の物に、コンプレックスを
持っていました。妻をここまで虜にした野田の物は、私より遥かに太くて長いと思っていたので
す。特に昨年夢で見た、一升瓶ほど有る野田の物が頭から離れず、当然そこまでは有る筈が無い
のは分かっていますが、私が見た事も無い様な、大きな物を想像していました。
野田の物を見て、この様な時に、今後どうなるか分からない大事な時に、少し気が楽になりまし
たが、またちっぽけなプライドが邪魔をして、自分のと比べたくて裸にしたとは、気付かれたく
有りません。咄嗟に次の言葉を用意しているずる賢い私です。ずる賢さは野田以上かも知れませ
ん。
「これが美鈴の中に入ったのか。こいつを切り取れば、幾らかでも気が収まるかも知れない。お
前も殺されるよりはいいだろ?」
私は妻の所に行き、髪の毛を鷲掴みにして連れて来ると、野田の縮んだ物に、妻の顔を擦り付け
様としました。野田は恐怖心からか、仰向けのまま、じっと動かずに震えています。
「小さくなり過ぎて、切り取り難い。美鈴が大きくしてやれ。早く口に咥えないか。得意だろ?」
妻は必死に野田の物から顔を背け。
「ごめんなさい。許して下さい。ごめんなさい。」
私は妻を放し、包丁を持ったまま、テーブルを挟んだ向かい側のソファーに座って、次に何をす
れば良いのか、考えようとしましたが、一度殺すと言った手前、引っ込みが付かなくなっていて、
思ってもいない事が、口から出てきます。
「野田、死にたくないか?俺の言う事を何でも聞けるか?」
野田は仰向けに寝転んだまま、手で覆った顔で何度も頷きました。
「美鈴、お前も俺の言う事を聞けるか?そうすれば、包丁は置く。」
「はい。何でも聞きます。言って下さい。あなたの言う事は何でも・・・・・・。」
「そうか。それならここで、俺の目の前でしてみろ。今まで、俺に隠れてしていた事をしてみろ。
もう美鈴を妻とは思わん。こんな女を妻と思いたくない。お前達がしている所を見れば踏ん切り
がつく。野田、チャンスだぞ。俺達が別れれば、お前の思い通りに成るかも知れないぞ。」
しかし、野田は震えているだけで動きません。
「あなた、許して。出来ません。そんな事出来ません。」
「あなたと呼ぶな。お前を妻だとは思わないと言っただろ?今何でもすると言ったのは嘘か?早
くしろ。美鈴の1番好きな事だ。それに、他人に見られている方が感じるんだろ?どうする?俺
が野田を殺すか、俺の前でこいつとセックスをするか、2つに1つだ。」
「ごめんなさい、出来ません。許して下さい。出来ません。」
「美鈴は自分が可愛いだけだろ。俺を犯罪者にしたく無いと言ったのは嘘だろ?・・・・・・・
・・・野田、悪いな。出来ないそうだ。」
私が包丁を持ったまま立ち上がると、妻が夢遊病者の様に野田に近付き。
「・・・・・分かりました。・・・・・・・あなたの気が済む様に・・・・・・。」
「そうか。早く野田の物を大きくしてやれ。」
妻は野田の横に座って手で触ろうとしましたが、すぐに手を引っ込め。
「ごめんなさい。やはり出来ません。私には出来ません。」
妻は泣き崩れました。
「野田。俺がいては大きくならないか?美鈴、俺はキッチンに行っているから、その気になった
ら、大きな声で呼んでくれ。」
私はドアを開けたまま、キッチンへ行って水を1杯飲むと、気持ちが少し落着きました。
気持ちが落着くと、そこには、傷害で警察に捕まった時の言い訳を考えている、気の小さな私が
いました。

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