投稿者:MM 投稿日:2004/09/05(Sun) 22:06
5月30日(日)の4
野田は余程感激が大きかったのか、興奮気味に話し出しました。
「セックスに興味が無かった訳ではないので、知識だけは豊富だったが、妻との経験しか無く、
実践には乏しいので、はたして私のやり方で、美鈴さんを喜こばせる事が出来るのか、凄く心配
だったが、美鈴さんは何回も何回も達してくれて、これが普段会社で見ている、あの清楚な美鈴
さんかと、疑いたくなる程の乱れようだった。私は美鈴さんを、喜ばせる事が出来た事で、有頂
天になった。会社で美鈴さんの姿を見ているだけで、あの嫌らしい腰の動きや、妻の低い声とは
違う、可愛い喘ぎ声、達する時の表情までも思い出し、デスクの下で、あそこを硬くしていた。
美鈴さんと目が合うと、恥ずかしそうに下を向く仕草がまた可愛く、私は美鈴さんの虜に成って
いった。」
「美鈴は最初からすんなりと受け入れたのか?」
「いや、ホテルの部屋に入ると、正気に戻った様に“やはり私は主人を裏切れない”と言って帰
ろうとしたので、抱き締めてやや強引に・・・・・すまん。」
「次に関係を持った時は、すぐに付いて行ったのか?」
「美鈴さんは凄く罪悪感を持っていた。もう二度と裏切れないと言われたので“美鈴さんだけが
生きる糧で、美鈴さんと付き合えないなら、死んでしまいたい。”と言って、優しさを利用して
しまったが、美鈴さんを手放したくなかった。1度結ばれただけなのに、愛してしまっていた。
嘘をついてでも、脅してでも、もう離したく無いと思った。」
「別れた奥さん、美代子さんの事は、もう愛していなかったのか?」
「・・・・・・・・いや、愛していた。怒られそうだが、2人とも愛していた。」
私にはこの感覚が分かりませんでした。昨年不倫していた時の妻もそうだったのですが、気にな
るとか、素敵だと思うとか、あの人を抱いてみたいまでは分かっても、2人の人間を同時に、同
じ様に愛せるという感覚が、私には理解出来ません。
「細かい事を聞くが、この頃はちゃんと付けていたのか?」
「美鈴さんを愛していて、大事に扱っていたから必ず付けていた。」
「その後、中に出した事も有ったのだろ?大事に扱っていたのなら、どうしてそんな事をした。」
「そうだな。嘘はいかんな。本当は大事に扱っていたからでは無い。最初の頃、私の興奮も凄く、
美鈴さんが達するまで我慢出来る自身が無かった。早く出してしまって、美鈴さんに馬鹿にされ
ないか心配で、少しでも感覚を鈍らせる為に付けていた。それに妊娠でもして、ご主人にばれる
のが怖かった。そうかと言って、出る直前に外へ出す自信も無かった。」
「それでも中に出す様になった。そうだろ?」
「すまん、安全な時だけだ。何回か関係を持った頃、私はどうしても付けずにしてみたくなった。
最初の内は、付けずに入れても少しの間だけで、危なくなる前に付けていた。しかし有る時、誘
惑に勝てず、中に出してしまった。たまたま安全な時期なので良かったが、美鈴さんは泣いて抗
議して来た。しかし、その時の征服感、優越感は言い様が無いほどだったので、逆に安全な時は
教えて欲しいと頼んだが拒否され、それで私は、“私は子供が出来ても構わない。美鈴との子供
が欲しいくらいだ。”と腹にも無い事を言って脅した。ご主人にばれるのが怖かったくせに。た
だでも、美鈴さんがご主人に打ち明けてしまわないか、毎日ビクビクしていたのに。」
どうしてこんなにも、中に出された事に拘るのか、自分でも分かりませんでした。この事に付い
て、もっと事細かに聞きたかったのですが、やはり耐えられず、他に聞きたい事も有ったので、
次の質問に移ろうと思ったのですが、私は険しい顔になっていたらしく、私の顔を見た野田は、
黙り込んでしまいました。
私の顔が険しくなったのは仕方が無い事です。ここに来た時から、出来る限り友好的に接してい
ますが、野田への怒りが、全く無くなっていた訳では有りません。妻と私との問題だと思う様に
なっていて、確かに以前ほどの怒りは有りませんでしたが、それでも私の生活を壊した、責任の
半分は有る男です。妻を真剣に探してくれたぐらいで、そう簡単に許せるものでは有りません。
しかし私には、妻の事を聞き出したいのと、もう1つ目的があったので、出切る限り、険しい顔
にならない様にしていたつもりなのですが、野田の話を聞いていて、妻と野田の様子が頭に浮か
び、悔しさから、自然と怖い顔になっていた様です。
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