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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:MM 投稿日:2004/09/13(Mon) 21:53

6月5日(土)の3
妻の泣いている訳が知りたくて、少し落ち着くのを待ってから。
「どうして泣いている?疑われた事が悲しかったのか?」
「・・・・・いいえ・・・・・嬉しくて・・・・・。」
「嬉しかった?」
私に考えられるのは、泥棒の様にこそこそと探し回っている私を見て、私を軽蔑し、どうしよう
かまだ迷っていた気持ちに、踏ん切りをつける事が出来て嬉しかったという事ぐらいです。
妻が私を馬鹿にしているのかと思うと、妻に手を上げそうになりましたが、ぐっと我慢してキッ
チンへ戻り、冷蔵庫からビールを出して呑み始めると妻が来て、私がつまみの中で1番好きな、
チンゲン菜と油揚げのゴマ油炒めを作り、ビールの横に置いてくれました。
ゴマ油の香ばしい良い香りに、ついお箸を持ちそうになりましたが、子供の様なつまらない意地
を張り、ただビールだけを次から次と胃に流し込んでいると、ペースが速かったのか、2本空に
なった時、眠くなってしまい、ソフアーまで行って眠ってしまいました。
「あなた、起きて下さい。車が止まりました。多分課長だと思います。あなた、お願いですから
起きて下さい。」
「野田が来た?」
何時間寝たのか、酔いは殆ど醒めていましたが、すぐには状況が掴めず、ぼんやりと座っている
とインターホンが鳴り、妻は寝室の方へ引っ込んでしまったので、仕方なく出ると野田の声が聞
こえました。
野田を待たせて水を一杯飲むと、ようやく頭がはっきりとしてきたので玄関へ行き、野田を迎え
入れ。
「ここでは何だから、上がってくれ。」
「いや、電話でもいいかと迷ったが、やはり会って一言お礼を言いたいと思い、来てしまった。
すぐに失礼するからここで充分です。」
「お礼?今美鈴を呼ぶ。おーい、美鈴。」
「呼ばないでくれ。美鈴さんはいい。ご主人にお礼が言いたかっただけだ。・・・・・・最後に
チャンスをくれてありがとう。会って、一緒に行ってくれないか頼む積もりだった。断られるの
は分かっていたが、それはそれでいいと思っていた。気持ちに区切りがつくと思っていた。しか
し美鈴さんに、もう会わないと断られ、水曜も木曜も誘ったが会ってもらえなかった。今思えば
この方が、スッキリとした気持ちで行けそうだ。」
「会わなかったのか?」
「ああ、会ってもらえなかった。何も聞いていないのか?・・・・まあいい。もう私には関係の
無い事だ。・・・それと、ご主人に言われた様に、昨日美代子に会って転勤する事を伝えた。子
供の事も有るので、一応向こうの住所と連絡先を教えてきた。」
「美代子さんは何と言っていた?」
「先生が母親の言い成りらしく、入籍は見合すと言っていた。先生とは無理かもしれないと言っ
ていた。私の所に、遊びに行っても良いかと聞かれたので、来ないでくれと断った。」
「どうして?まだ未練が有るのだろ?」
「未練は有るが、美鈴さんをまだ・・・・・・・・・・。すまん。それに美代子は、離婚してい
たと言っても、私を2度も裏切った女だ。美鈴さんと駄目になったとからと言って、それなら美
代子と、という気分にはなれない。・・・・・暫らく向こうで、ゆっくりと考えるよ。」
月曜日はもう出社しないので、妻によろしく言っておいてくれと言い残し、妻と会わずに帰って
行きましたが、野田の言葉は“私は、1度は許す気になったが、2度は許せない。あんたは美鈴
に、2度も裏切られて許す事が出来るのか?それでも夫婦を続けるのか?”と聞こえました。
寝室に行き、息を潜めていた妻に。
「どういう事だ?本当は会わなかったのか?」
妻は頷きました。
「もう俺には嘘をつかない筈では無かったのか?どうしてだ?」
「寂しくて・・・・・・・つい・・・・。」
今までとは反対の嘘ですが、私は妻に試されたと思い、なぜ私を裏切り続けた妻に、逆に試され
なければいけないのかと思うと怒りが込み上げ、妻の前まで行って、平手で頬を張ってしまいま
した。

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