妻から預かった携帯には尾田からのメールが着ていました。
「旦那と話したよ、ずっと俺に敬語使って情けない奴だな、あんな奴と別れて俺と結婚しよう」
このメールを見て気持ちが変わりました、本当は日曜日には妻ではなく弁護士を連れて尾田に会いに行こうと思っていましたが、私はある決意をしました。
私「日曜に尾田と会うんだけど、理香も協力してくれないか?」
妻は少し驚いた顔をした後、まっすぐに私の目を見答えました。
妻「・・・はい、私に出来る事は何でもします」
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そして日曜がやってきました、私と妻は尾田と会う約束をした、ホテルのロビーに向かいました、私達の方が早く着いたみたいで尾田はまだ来ていません、暫くすると尾田がやってきました。相変わらず反省の色はないみたいです。
尾田「待たせた?まぁいいや、で話って離婚してくれるの?」
怒りを通り越し既に呆れている私がいます
私「いや、私達は別れない、なぁ理香」
妻「はい、別れません」
尾田が少し驚いた表情をしました
私「理香、何かこの人に言いたい事があるんだろ?」
妻「えぇ、あります、私はアナタの事が好きではない、むしろ嫌いです、写真で脅し関係を迫ってこられ仕方なく応じました、応じた理由もこの人と別れたくなかったから応じたたけで本当はすぐにでも全部伝えるべきだったと後悔しています」
尾田の表情が曇っていく、予想以上に理香の言葉が効くとは、本当にこの男は理香に惚れていたみたいだ。
私「まぁそういう事だから理香のことはキッパリと諦めてもらえるかな、それともまだ取った写真で脅すつもりなのか?」
その後は案外サッパリとしたものでした、尾田は黙って携帯からSDカードを抜き渡してきました
この日が私達夫婦が尾田と会った最後の日になりました、後は弁護士に全て任せ報告だけを受けました、警察には伝えないことを理由に慰謝料を吊り上げました、また会社にもこの事を伝えると尾田は解雇されたみたいです、尾田の実家にも内容証明とともに尾田の行った事を伝えました、尾田は既に成人ですから親の責任は勿論ないのですがすぐに御両親がやってき謝罪をして下さいました。
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