投稿者:バーバラ 投稿日:2005/07/19(Tue) 20:54
しばらく、わたしは呆然とそのアパートの前で立ち尽くしていました。が、こうしてばかりもいられないとおもい、震える手で前夜つけたメモから勇次の部屋番号を確認した後、わたしは中へ入りました。
胸中は不安と絶望、そして怒りでパニック状態でした。これからもしも浮気の現場を押さえたとして、わたしはどう行動すべきだろうか。勇次を殴り、妻を罵倒し・・・その先は? これで妻との生活も終わってしまうのだろうか。家族はどうなってしまうのだろうか。わたしの胸はそんなもやもやした考えではちきれそうだした。
興奮と緊張で壊れそうになりながら勇次の部屋の前まできたわたしは、次の瞬間に凍りつきました。
妻の声が聞こえたのです。それも寝室でしか聞いたことのない、喘ぎ声です。
高く、細く、そしてしだいに興奮を強めながら、妻は啼いていました。
わたしは思わず、勇次の部屋のドアに手をかけました。鍵はかかっていませんでした。わたしはそろそろと部屋へ忍び込みました。
狭いアパートの一室です。居間兼寝室は戸が開き放しでした。
妻がいました。
素裸で、四つん這いの格好で、ひっそりと中を窺うわたしに尻を向けています。その尻に、これもまた全裸の勇次がとりつき、腰を激しく妻の尻に打ちつけています。
わたしはそれまでAVなどほとんど見たことがなく、したがって他人の性交を見た経験がありませんでした。初めて見た妻と勇次のそれは、衝撃的でした。
勇次の腰が驚くほどの勢いで、妻の尻にぶつかるたび、ばこん、ばこん、と大きな音がします。妻の、年増らしく、むっちりと肉ののった腹から尻にかけてが跳ねるように震え、
「あっ・・ああっ・・・」
と、妻が啼きます。勇次の若い身体はよく締まっていて、スタミナがありそうでした。
室内は暑く、ふたりとも肌にびっしょりと汗をかきながら、わたしが入ってきたのにも気づかないほど、セックスに夢中になっていました。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)