投稿者:拓也 投稿日:2003/03/17(Mon) 11:34
朝早く目を覚ますと、枕元に妻が座っていました。
「・・・・あなた・・・・。」
「コーヒーとトースト。」
「エッ。・・・いいんですか。」
「早くしろ。」
妻はあのビデオを見られた事で、追い出されると思っていたのでしょう。
少し嬉しそうにキッチンへ飛んで行きましたが、私は妻を許した訳では有りません。
やはり3本目のビデオで、妻への不信感や怒りも大きくなっていました。
『この状態で百合子とやって行けるのだろうか。やはり別れて第二の人生を・・・・。いや、
百合子の居ない人生は考えられない。』
妻と一緒に居たい、手放したくない、しかし妻はもう昔の妻では無いという気持ちを、
心の中で整理する事が出来ず、考え出すと気が変になりそうです。
その時、新たな不安が頭を過ぎりました。
『あれだけの快感を知ってしまった百合子は、いつか自分からこの家を出て行ってし
まわないだろうか。加藤も自棄になって百合子と・・・。』
妻に愛されているという自信が無くなり、こんな事まで考えてしまい、子供の事を使
ってでも妻を縛り付けようと。
「百合子、俺はおまえの事が信用出来なくなった。別れたいとも思ったが、子供の事
もある。おまえはどうだ。」
「ごめんなさい。許して下さい。どんな償いでもします。この家に居させて下さい。」
「そう言っても、夫婦としてはもう無理だぞ。」
「どの様な形でもいいです。側にいて、あなたと子供達を見ていたい。お願いします。
お願いします。」
「それなら、どんな条件でも聞くか。」
「あなたが言う事は、どの様な事でも従います。お願いです。ここに居させて下さい。」
「今、百合子の事は正直、信用出来ない。誓約書を書くか。」
「はい。書きます。何でもします。」
「今から俺の言う通りに書け。1つでも約束出来ない事が有れば書かなくていい。・・・別れる。」
「何でも書きます。何でも約束します。」
私は脅しに使おうと、わざと下品に書かせる事にしました。
「私、宮本百合子は夫と子供を裏切り、加藤真一の上に跨ってチン○をマン○に入れ
て、腰を振りながら歓んでいた淫乱妻です。」
書き掛けていた妻の手が止まり、目には涙が溜まっています。
「どうした。書くのを止めておくか。別に俺はどちらでもいいぞ。」
「・・・いいえ・・書きます。」
「淫乱な私は、これ以上夫や子供達を裏切らない為に、以下の事を御約束致します。」
「淫乱な私は、また加藤真一のチン○が欲しくならない様に、仕事以外の会話は一切
せず関係を絶ちます。もちろん、電話、メール、手紙のやり取りも致しません。」
「淫乱な私は、誰かに監視して貰わないと、また夫以外の男に抱かれたく成るといけ
ないので毎日仕事から急いで帰り、4時30分迄に家の電話から夫の携帯に電話しま
す。また、買い物なども、必ず夫か子供と行き、1人では一切外出しません。」
「淫乱な私は、加藤真一と一生分のセックスをしましたので、今後夫が他の女性とセ
ックスをしても、一切文句を言いません。」
「今回夫に多大な精神的苦痛を負わせた償いに、今後、いかなる夫の命令にも従いま
す。」
「上記御約束を1つでも守れなかった時は、親権並びに一切の権利を放棄し、この家
を出て行き、子供達にも一生会いません。」
妻は全て書き終え、涙を流しながら署名しました。
「百合子。おまえが家を出る事になったら、この誓約書とビデオを子供達に見せる。」
「・・・・子供達には知られたく無いです。」
「だったら、約束を全て守れ。いいな。」
「・・はい。」
「俺も子供達の前では気付かれない様にするから、おまえも努力しろ。」
その後の私達は、子供の前では仲の良い夫婦を演じ、寝室では私は買い換えた新しい
ベッドで寝て、妻は床に布団を敷いて寝るという生活が続きました。
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