投稿者:拓也 投稿日:2003/03/19(Wed) 01:51
清美さんがドアから手を放したので、私も掴んでいた手を放し。
「その事はいいとして、奥さんが抱いて欲しいと思われたのには、理由が有ると思う
んです。誰にも口外しませんので、私を信用して訳だけでも話してくれませんか。話
すだけでも少しは気が楽になると思うんです。」
「・・・・はい・・お話しだけなら・・・・・。」
私に抱かれたい理由は分かりませんでしたが、金曜日なので子供達だけお婆ちゃんの
所へ行かせたと直感し。
「ここは時々車も通るし、こんな狭い空間に2人でいるとこちらまで緊張して・・・・・。どう
です、宜しければ御宅にお邪魔させて下さい。・・今日はお子さんもお留守では。」
「・・・・・どうして・・・・それを。」
清美さんは、妻達の詳しい内容まで聞いていない様です。
「それより、ご近所の方に見られて有らぬ疑いを掛けられては、奥さんにご迷惑をお
掛けしますので、奥さんの車に乗せて頂けませんか。私は後ろに隠れて行きます。」
家に着くと和室に通され、清美さんはエアコンのスイッチを押してから、お茶を入れ
に行こうとしました。
「お茶なら結構ですので、お話しを。」
清美さんは、正面では恥ずかしいのか座敷机の横に座り俯いていましたが、決心した
のか顔を上げると、堰を切った様に話し出しました。
「主人は子煩悩で私にも凄く良くしてくれました。これ以上無い夫だと思っていまし
た。ですから誓約書を見せられても信用出来ませんでした。ところが主人に問い詰め
ると・・・・・。私は嘘でもいいから認めて欲しくなかった。私は主人が亡くなってから
今迄、心から弔う事が出来ずにいます。奥様には大変申し訳ないのですが、犯罪行為を
した事より、私以外の女の人に好意を持ち、抱いた事が許せないのです。文句を言いた
くても、もう言える相手が居ないんです。」
清美さんは涙を流しながら。
「そうは思っても、主人で思い出すのは優しい笑顔と、楽しかった思い出ばかりです。
私は心から主人の位牌に手を合わせたい。心が壊れそうになった私が思ったのは、私
も一度主人を裏切れば、同じ立場で手を合わすことが出来るのではないかという事で
した。しかし、こんなおばさんが町で知らない人に声を掛けても、馬鹿にされるだけ
ですし、そんな勇気も有りません。そうかと言って、知り合いに話せる内容では無い
ので・・・・・。そこで思い付いたのが宮本さんです。宮本さんなら事情も知っていて、話
せば分かって貰えるのではないかと・・・・・・。」
私は清美さんにハンカチを渡しました。
「でも・・・・車で宮本さんに打ち明けてから奥さんの事を考えてしまいました。酷い目
に遭った上にご主人まで私がと思うと・・・・・。それに、言ってみて気付いたのですが、
やはり私には亡くなった主人を裏切る事は出来ません。」
この時私は不謹慎にも清美さんの大きな胸を見ていて、久し振りに下半身が硬くなり
出し、男を試してみたい欲望に負け、ハンカチで涙を拭いている清美さんを押し倒し
て、唇にキスをしようとすると。
「何をするんですか。止めて下さい。私には出来ません。嫌です。」
清美さんは抵抗しましたが、私が上から抑え込んでいるので身動きが出来ません。
「奥さんから誘っておいて、それは無いですよ。」
「止めて下さい。・・・・ですから、やはり私には出来ないと・・・・・。」
「お風呂まで入って準備していたのでしょ。」
「エッ、どうして。」
「図星ですか。昼間と服が違っていたので・・・・・。」
両手で顔を挟み強引にキスをすると、清美さんは舌の侵入を拒もうと歯を食い縛って
いましたが、暫く唇にキスをしていると、自由に呼吸出来ないので苦しそうな息遣い
になり、それが喘ぎ声の様に聞こえて、私の物は完全に男を蘇らせていました。
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