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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:美鈴さんに捧げる 投稿日:2005/07/26(Tue) 07:00


妻の話を聞いていて、私は絶望のどん底に叩き落とされた様な気持ちでした。私に対する態度を見ていて、もしも不倫をしているならば、もう相手の事を愛しているのだろうと思っていましたが、何か
事情が有ってそうなってしまったと言う事も考えられます。そんな、淡い期待も吹き飛んでしまいました。『私にとって忘れられないもの』その言葉が全てを物語っています。
こう成っては、今更何を言ってもしょうがない事です。嫉妬、虚しさ、寂しさ、怒り、色々な感情が湧き起りましたが、もうどうし様も無い事です。ただ、このまま黙って引き下がる事は出来ません。
「僕とお前の家に何故引き込んだ。僕に対してどれ程屈辱的な事か分からない訳は無いだろう?
その上お前は、あの男を庇ったよな。とことん馬鹿にしてくれた。お前とあの男は絶対許さない。法律的にも社会的にも責任は取ってもらうのは当然だが、それ以上の事もさせてもらう。
まずはこの家は売る事にする。お前とあいつが乳繰り合ってた所には住めないからな。売れた金の半分はやるから、残りのローンはお前が払え。僕とあいつの奥さんに慰謝料を払って、家のローンもと成ると大変だろうが、もう僕には関係無い。仕事は早く探した方が良いぞ。今の会社は当然首だろうからな。それと、僕の浮気を疑っている様だが、本当に何も無いよ。確かに、誤魔化そうとしたの
は悪かった。あの時は、そうでも言わないと変に疑われる様な気がした。謝るよ。でも何も無い。明日でも、あの日部屋に来た人を呼ぶから自分で聞いてみろ。それでも疑うのならしょうが無いけれ
どな。」
妻を寝取られた私に言う事が出来るのは、これが精一杯でした。
「・・・庇うなんて。あの人を庇うつもりなんか無かった。でも私怖くて・・・・。ごめんなさい・・・。あの人を家に入れたのは、貴方が何時も電話を掛けて来るから・・・。貴方に知られたく無かったから・・・。貴方は私に嘘を言う事が無かった。だからあの時凄くショックで、寂しかった・・・・。言い訳に成ってしまうけれど、貴方に復讐する事で自分の気持ちを保ちたかった・・・・」
妻は泣き伏せてしまい、言葉がもう出そうも有りませんでした。
「僕は何もしていないよ。でも今更そんな事どうでも良いじゃないか。お前もその方が良いだろう。」
妻は泣き腫らした目で、虚ろに私を見ながら
「・・・・そんな事ないわ。私は貴方以外の人と一緒に成るなんて考えた事無いもの。だから私辛くて・・・。気が変に成る位辛くて・・・・。貴方・・もう許してくれないわよね。でも嫌、このままでは嫌、絶対に嫌。私に、私にもう少し時間を下さい。お願いします。お願いします。・・もう少し時間を・・・」
妻は何を言っているのでしょう。男を愛しているのなら、私と別れる方が都合が良い筈です。
お金の事が心配で、何とか時間稼ぎを考えているのでしょうか。妻の真意が分かりません。
「志保、時間は無い、もう時間は無いよ。今後の事は、明日話そう。」
言いたい事も、聞きたい事もまだ有りましたが、もう話し合う気力が私には残っていませんでした。
妻の真意は分かりませんが、今の私の気持ちは到底許す気には成れません。妻と過した思い出等、これから私を苦しめる多くの事が襲って来るのでしょうが、その時の正直な気持ちです。
泣き伏している妻を残して、汚れた寝室ではなく娘の使っていた部屋に入りました。
気持ちの中を嵐が渦巻き、なかなか眠る事が出来ずにいましたが、何時の間にか眠ってしまった様です。何かの気配に目を覚ますと、私に寄り添う様に妻が横に成って泣いていました。私が寝たふりをしていると、
「貴方ごめんなさい・・・・ごめんなさい・・・。」
妻は呟く様に言っています。先程の妻の話では、明らかにあの男を愛していると思いました。
今迄の妻の態度も、いくら私を疑っていたからと言っても、余りに冷たいものでした。
どうしてこんな事を言うのか、理解出来ませんでした。

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