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北原夏美 四十路 初裏無修正

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投稿者:美鈴さんに捧げる 投稿日:2005/07/30(Sat) 16:28

佐野との話の中で、妻は会社を辞める事に成りましたが、“相手
の男を追い詰めるのは返って危険な事に成らないか?
切り札的なものとして取って置いても良いのではないか?”
それは私的に納得出来ない部分も有りましたが、男の奥さんの
言っていた事も含めて納得するのも一理有るかなと思いました。
翌日奥さんに電話を入れると、午前中に来るとの事でした。
佐野夫婦が帰ってから、一言も口を利いていない私に妻は腫れ物
にでも触るかの様に接していますが、そんな態度にもイライラ
してしまいます。
「何をビクビクしてるんだ。これから奥さんが来るぞ。昨日は
黙ったままで謝りもしなかっただろう。今日は僕に恥を掻かす
なよ。」
「・・・ごめんなさい。きちんとします。」
妻との離婚を思い留まったのが、如何い言う結果に成るのか、
正しい選択だったのかは、まだ迷っていましたが、そう結論を
出したからには前に進むしか有りません。
進む事を選んだので有れば、私には知っておかなければ成らない
事が山ほど有ります。
「なあ、あいつと関係を持つ様に成ってからどの位に成る?」
「・・・初めの1ヶ月は何も無かったから・・・・」
「7ヶ月か。随分と騙し続けてくれたもんだな。ばれなかったら
どうするつもりだった。まだ続けてはいただろうが、僕と別れる
つもりだったか?」
「・・・続いていたと思います・・・・。でも、貴方と別れる
つもりは無かった。ただ・・・。」
「ただ何だ?その内に分から無く成ったかもしれないか?」
「いいえ、そんな事は無いわ。・・・ただ、そんな事をしていた
とは、貴方に言えないから騙し続けただろうと思って・・・」
「それが如何した?僕が浮気をしていると思っていたんだから、
別に気が咎める事も無かっただろう?勝手な言い分かも知れないが、男と女の浮気は本質的に違うと思う。こんな考え方はもう
古いのか知れない。でも、男は欲求を満たすだけに女を抱く事が
出来る。だからその為だけの店も山ほど有るんじゃないのか?
だけど女はどうだ?今の若い奴らなら如何かは分からないけど、
僕ら達位に成ると、そうは行かないんじゃないだろうか?お前は、あいつが既婚者だから、僕と別れる事を考え無かっんじゃ無いのか?」
「そんな事は無いです。あの人は奥さんと、もう別れる事になる
だろうと言っていたし、もし、別れ無くても私にはそれなりの収入が有るし、そんな気持ちなら貴方と別れる方を選んでいます。」
「そんなものかな?理解出来ないな。良く分から無いよ。ただこれからは、お前の収入は無くなるからな。もう勝手な事は出来ないぞ。」
本当は、あいつとのセックスは如何だったのか?どんな事をしたのか?それも知りたかったのですが、言い出せませんでした。
それらの事を知ったからと言って、何の役に立つ訳でも有りませんが、どうしても気に成ってしまいます。それらの事は、もう少し
気持ちの整理が出来てから聞こうと思いました。
そうこうしている内に田中夫婦がやって来ました。
「お電話有難う御座いました。ご主人のお気持ちは決まりました
でしょうか?」
リビングに入ると、前日と同じく床に正座した奥さんは私に
はっきりとした言葉で尋ねて来ました。
何も人に後ろ指をさされる事の無い人間は堂々としています。
妻もこんな事が無ければこの様にしていられたのでしょう。
何処に出しても恥ずかしく無い自慢のつまでした。それが今は
オドオドして俯いている姿を見ていると、本当に情けなく成って
しまいます。
「あのぅ奥様、この度は大変ご迷惑をお掛けしまして申し訳有り
ませんでした。なんとお詫びすれば良いのか・・・。本当に申し
訳御座いません。」
妻は床に頭を付けて、絞り出すような声で言うと、
「貴方に謝って貰わなくても結構です。」
明かに私に対する態度とは違う、冷たい中に怒りをあらわにした
言葉で制止ました。
当然な事だと思いましたが、その毅然とした態度に、この人の性格の強さが伝わります。
「ええ。決めました。この人には仕事を続けて貰いましょう。それから、私達は離婚を見合わせる事にしました。」
唐突な言葉に、男はチラリと私に視線を向けました。
「その代わり、まずは念書を書いて貰います。何時から不倫を続けたのかはっきりとさせて貰います。妻は仕事を辞めさせますが、
これから二人に何か有ったら、その時は会社に行かせて貰います。
ですから、妻が辞めた後から関係を持ったと言われては、会社的にも処遇に困るでしょうから。
それと慰謝料ですが、妻が仕事を辞めた分の金額を娘が大学を
卒業する迄の3年間払って貰います。
それが法律的に妥当なのか如何かは分かりません。もし異存が有ればそれはそれで構いませんが、それなら会社に行かせて貰います。妻もその内に仕事を始めるでしょうから、そうなればその分、支払
う金額も減らして貰って構いません。その事は誓約書にお互いきちっと書きましょう。
それと非常識な辞め方に成ると思うが、こいつには明日辞表を提出させる。来で有れば引継ぎ等色々しなければ成らないだろう、あんたの口利きで明日で終わりにして貰おう。良いな。」
男は「分かりました。」と家に来て初めて口を利きました。
「良いのね?貴方の責任で処理できるわね?そうさせて頂きます。私達も離婚するかどうか、もう一度良く話し合う事にしました慰謝料の方もそれで結構です。小遣いも遣りませんので、何とか出来ると思います。本当に有難う御座いました。」
奥さんの言葉に妻は男に視線を向けたのを、私は見逃しませんでした。

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