投稿者:KYO 投稿日:2006/02/26(Sun) 14:26
妻の外見上の大きな変化は他にもありました。それは今までほとん
どかまうことがなかった髪形です。
妻はずっとショートヘアで、ナチュラルなカールがかかっていまし
た。美容院代も節約していたのか、ある程度延びたら短く切るとい
うのを結婚以来ずっと繰り返してきたのですが、ある日会社から帰
ると、妻の髪が急に明るい栗色になっており、一気に伸びていまし
た。
「どうしたの、それ」
「なんのこと?」
妻は平然としています。
「髪の色、前からそんな風だっけ?」
「あら、ずっと前から染めているわよ。あなた、気がつかなかった
みたいだけれど」
確かに妻の髪のことをそれほど気にしたことはなく、美容院に行っ
た時も翌日まで気づかずに、妻に叱られたことがあったほどです。
しかし、さすがに今日の変化はいつものものとは違います。
「もっと黒かったよ」
「そういえば今日は、少し明るくしてもらったかな……」
そういいながら妻は私の視線を避けるように首を傾けました。
「美容院に言った割には、短くなってないみたいだけれど」
「今日はほとんど切っていないのよ。少し伸ばしてみたいの……ほ
ら、私ももう年でしょう。ロングに出来るのもそろそろ限界かなと
思って」
「ふーん」
伸びたように見えたのはストレートパーマをかけたせいでしょうか。
随分印象が違って見えます。
繰り返しになりますが、私は妻にもっとお洒落に気を配って欲しい
と思っていましたので、その時の妻の変化は単純に嬉しく思いまし
た。新しい髪形は確かに妻に似合っており、一気に5歳ほどは若々
しく見えるほどだったのです。
しかし今回、「妻が浮気しているのでは?」という仮説のもとで改
めて考えて見ると、ここのところの妻の急激な外見の変化には、な
んとなく不審を感じてしまいます。
ケジラミに付いては早めに処置したのが幸いしたのか、悪化するこ
とはありませんでした。それでも絶対大丈夫だろうという確信を得
るまで念のため薬は長めに使いました。
その後ソープには一度だけ行きましたが、前回の「事件」のせいか
あまり気分が乗らず、自然に足が遠のきました。
人肌が恋しくなった私が久しぶりに妻を誘ってみようと思ったのは、
一昨年の秋頃です。それこそ「事件」が起こる2週間前以来ですか
ら、約3ヶ月ぶりのセックスとなります。
妻は少し躊躇っていましたが、やや強引にベッドに侵入し、抱きし
めてキスをしているうちに息が荒くなってきました。
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